★基礎画力を伸ばす
★成功体験を重ねる
子供達の感性や個性を鑑みながら、それらを表現する為の力【基礎画力】を育て、学んだ事を作品にして【成功体験】に繋げていく。
黒猫の美術教室では、この2つの柱を大事にしています。
ひとつずつご紹介していきます。
基礎画力を伸ばします
![黒猫が鉛筆を持っています](img/image397.jpg)
基礎画力について、高校生で美術の予備校へ通いデッサンを学ぶケースが多いように思いますが、早いうちから学んだほうが楽に覚える事が出来ますし、将来の為になります。
子供達に基礎画力を伸ばす訓練、デッサン、クロッキーを行う絵画教室は少ないのが現状ですが、当教室は小・中学生のうちから基礎画力の美術指導を行います。
感性、個性を伸ばしながら、同時に基礎画力を伸ばすのはとても大切な事です。
【絵の道に進みたいと考えている子】【本格的に美術を学びたい子】【漠然と絵を描くことが好きな子】にも、早い時期から基礎画力を伸ばす事はとても大事な事です。
デッサンやクロッキーの基礎画力の大切さは分かっていても、どうしたらいいか分からない子も大丈夫です。鉛筆の持ち方から丁寧に指導致します。
最初から上手に描ける子はいません。
まずは恐れずに始める事が大切です。
デッサンやクロッキーを通して基礎画力を伸ばし【将来の力】になるような美術教育を実践しています。
画家だけではなく、漫画家、イラストレーター、アニメーターを目指すには基礎をしっかりと身に付けている事が大切です。
成功体験を重ねる
子供を指導する上で、【成功体験を重ねる】事が子供達を成長させるポイントの一つだと考えています。
絵がとても上手に描けた、絵を友達やお母さんに誉められた、ポスター等で受賞をしたなど、子供が頑張って得た成功体験は子供を成長させ、さらには自信に繋がります。
美術教室では、成功体験を重ねて子供達に自信をつけてもらい、イメージしたり、表現したりすることがもっと楽しくなるような美術教育を目指します。
絵を描くのが好きな、小学生、中学生お待ちしております
![黒猫が沢山の画材に囲まれています](img/image395.jpg)
絵を描くのが好きであれば正しい美術教育を学べば必ず描けるようになります。
僕も小さい頃に絵画教室に通っていた経験がありますが、そこでは技術的な事は学べず、大人になってから、特に画家になってから、もっと早く本格的な美術を学べていればという後悔があります。
その為、絵画教室を自分で開く際には図工の延長のような教室ではなく、意味のある美術教室を作る事にしようと心に決めていました。
美術表現を通して、見る力や表現する力、創造する力を身につけていただき、自分にしか出来ない表現や個性を追及したり発見する楽しさを学べます。初心者の方も安心して学べるように、基礎の基礎から指導致しますのでご安心下さい。
絵を描くのが好きな子、絵を描くのが好きなのに自信が無くて上手く表現できない子、本格的な美術を学びたい子、お待ちしております。
生徒様の作品
子供達が教室で描いてくれた作品にコメントをつけてまとめました。学年別に一覧にしておりますので、下記リンクから生徒作品も合わせてご覧下さい。
★生徒作品
![トマトの水彩画](img/image282.jpg)
小学校4年生のトマトの水彩画です。
面を良く観察して、丁寧に描かれています。
トマトは縦に走る溝がありますが、上の面にいくほど深くなっています。
そこをちゃんと理解して描いているのが分かります。
ヘタの厚さまでしっかりとっている所も素晴らしいです。
良く見て描けています。
バックのブルーもとても綺麗で、絵に鮮やかさを与えていますね。
教室では、「良く観察するように」と教えています。
描いている時間よりも、観察している時間の方が長くなるぐらいの気持ちで描くようにと話します。
形がわからないまま、正確なデッサンは出来ません。
まずは良く観察して、理解する事が大切です。
毎回のように僕が言うので、少しずつ効果が出てきたのかもしれません。
![カボチャの水彩画](img/image260.jpg)
小学校2年生のカボチャの水彩画です。
色彩豊かに描かれております。
影の青とバックのオレンジのコントラストが美しいですね。
また、カボチャは面が沢山あり、小学校低学年の子には少し難しいモチーフですが、教室では、まずデッサンで描いてみてから着彩に入るようにしているため、より面が意識して描けていると思います。
![にんじんの水彩画](img/image350.jpg)
小学校6年生のアクリル画です。
淡くにじませながら何層にも塗り重ね、透明感を生かして色彩豊かに描かれています。
にんじんの模様も色を何度も重ねて表現しています。
へたの部分も上手く表現できています。細かい部分ですが、へたの「厚さ」もしっかりと描いてます。こういった部分まで気を配ると絵に説得力が出てきます。影のグラデーションも綺麗ですね。黒は使わず、色で影を表現しております。
![](img/image401.jpg)
小学校1年生作品のアクリル画です。
小学校1年生の生徒様が教室へ入会後、初めて描いた作品になります。
※体験入学の際に描いた絵を除いて。
タイトルの通り、沢山色を使って描いていますね。
透明色の絵の具を薄く溶き、グレーズを重ねて描いている為、各層の絵の具が絶妙に響きあいとても綺麗ですね。
また、バックを暗くする事により、ねこだんご(主人公)を前に出しています。
主人公(ねこだんご)を活かすため、脇役(バック)には遠慮して頂く。
この生徒様には、体験に来てくれた際にこの効果を教えたのですが、最初の作品で早速この技法を使ってくれました。
まだ、小学校1年生ですが、とてもメリハリのある表現が出来ています。
![絵画作品「かくれんぼ」](img/image112.jpg)
小学校6年生の作品です。
MOA美術館児童作品展 横須賀市長賞受賞作品です。
自宅のハムスターを描いています。
あえて主役を小さいハムスターにしているところが面白いですね。
古典技法キアロスクーロを使い、うまくスポットライトを当てる事で、主役を引き立てていますね。
![小学校4年生作品「水のポスター」](img/image113.jpg)
小学校4年生の作品の作品です。
水のポスター4年生の部 佳作賞受賞作品です。
これを描いた小学生はイルカが好きで、どうしてもイルカを描きたかったようです。
絵の具を飛ばすことにより海なのか宇宙なのかとても綺麗な色を表現していますね。
![小学校5年生作品「水のポスター」](img/mizu5S3.jpg)
小学校5年生の作品の作品です。
水のポスター5年生の部 優秀賞受賞作品です。
手がとても上手に描けていますね。
日頃教室でデッサン、クロッキーをやっているので手に説得力がありますよね。
色使いもとても綺麗で、動物も細かく丁寧に描かれています。
青系が強い絵ですが、カラフルな動物を配置することで絵に華やさを与えています。
また、赤い鳥がワンポイントで効いていて作品を上手くまとめていますね。
![小学校6年生作品「防火ポスター」](img/image114.jpg)
小学校6年生の作品の作品です。
これを描いた小学生はガスの元栓を描きたいということで、一生懸命ガスの元栓を見て描いていました。
赤と黒の配色が防火ポスターに合っていますね。
![小学校1年生のデッサン](img/image281.jpg)
小学校1年生のカボチャのデッサンです。
とてもダイナミックに大きく描いています。
自信が無いと、どうしても小さく描いてしまいがちなのですが、この生徒様はとても堂々と描いています。
カボチャは大きく重みのある野菜ですから、これぐらい大きく描いて迫力を出しても良いですよね。
恐れず、大きく描いてくれました。素晴らしいです。
まだまだ線は荒々しいですが、面を必死に見て、デッサンしております。
また、グラデーションをつけて上手にぼかしながら描けています。
小学校1年生で、ここまで描けていれば十分です。良く頑張りました。
![](img/image647.jpg)
小学校2年生のワインボトルのデッサンです。
ワインボトルを正確に描くためにはいくつかのポイントがあります。
☆左右対象に描けているか?
☆ガラスの質感などは表現出来ているか?
等々です。
詳しくは↓のブログに詳しく書いています。
★1月の課題/ワインボトルのデッサン
★ワインボトルのデッサン完成
この小学生の生徒様のワインボトルのデッサンをみると、これらをちゃんと考えて一生懸命描こうとしているのが見てとれます。
まず、完璧な左右対象ではありませんが、必死に左右対象に描こうと努力出来ている点がとても評価出来ます。
次に質感の部分ですが、これも良くモチーフを見て、必死にガラスの透けている質感や光のハイライトなどを描こうと努力していますね。
この2つともに共通して言える事ですが「モチーフを良く見る」というです。
これがしっかりと出来ているので、ここまでのデッサンが描けます。
子供達にはいつも繰り返し言っている事ですが、とても大切な事なのです。
![小学校6年生のデッサン](img/image115.jpg)
小学校6年生のデッサンです。
こういった複雑に配置されたものを描くのはとても難しいのですが、よく観察して丁寧に描かれていますね。
また、光の扱い方、表現もとても上手です。影を利用して前後関係を上手に表しています。
![小学校5年生のデッサン](img/image116.jpg)
小学校5年生のデッサンのデッサンです。
異なる質感のモチーフを組み合わせたデッサンになります。
ボトルの透明感や質感を、本を透かせて描く事により上手に表現できています。
また、ボトルの瓶の口、底の面を他とは差をつけはっきり描く事で主人公である事が明確に分かりますね。
![小学校3年のデッサン](img/image117.jpg)
小学校3年生のデッサンです。
まだ教室に入って間もない小学生のデッサンになります。
線は荒々しいですが、必死に影や面をとらえようとしているのがとても好感が持てます。
机に接している部分(影)を暗くとっているのでスナフキンにとても存在感を与えています。
これからが楽しみなデッサンです。