アクリルメディウムの本

もくじ


アクリルメディウムについて

グロスメディウム

マットメディウム

ジェルメディウム

モデリングペースト

リターダー

ジェッソ

艶出し保護ワニス

艶消し保護ワニス


アクリルメディウムについて

 

アクリル絵の具には様々なメディウムがあります。
アクリル絵の具と一緒に使うことにより、油彩画のような表現をしたり、アクリル絵の具の苦手な部分をカバーしたり、様々な表現が可能になります。
メディウムと上手く付き合う事でアクリル絵の具の魅力を最大限に引き出せます。
メディウム各種の特徴をまとめてありますのでどうぞご覧下さい。

 

グロスメディウム

グロスメディウム

艶出しメディウムアクリルに混ぜて使うと、艶や透明感、色の深みが増します。
接着剤代りに利用したコラージュ技法などにも使えます。仕上げに塗るニスにはグロスバーニッシュを使いましょう。


マットメディウム

マットメディウム

艶消しメディウム
アクリル絵の具に混ぜて使うと光沢が消えます。マットな質感にしたい場合はこれを使います。

 

ジェルメディウム

ジェルメディウム

アクリル透明メディウム
固化前は乳白色ですが、固化後は透明に変化します。
アクリル絵の具に混ぜて使うと、粘度が高くなり、強い光沢のある透明膜ができます。
盛り上げる時に使ったりコラージュ技法やテクスチャー作りなど様々な制作場面で使えます。
水分の蒸発で乾燥するため、体積が減ります(痩せます)ので注意して下さい。
また、大量に乗せると気泡が発生することもありますので、薄く何度も重ね塗りした方が良いでしょう。
モデリングペーストに混ぜればひび割れ防止にななります。

ジェルメディウムには沢山種類があり、ソフトタイプのものや、ヘビータイプのものもあります。
用途によって使い分けましょう。

 

モデリングペースト

モデリングペースト

盛り上げ材
白色で粘度の高い水性ペーストで、優れた耐水性と耐候性をもちます。
絵の具を混ぜて使ったり、下地材として良く使われます、凹凸のあるマチエールを作りたい場合に使われます。
乾燥すると30%~40%の痩せが生じます。
インパスト(厚塗り)など盛り上げて描写するときや、エッジ表現をするときなどに使います。

 


リターダー

リターダー

絵の具の乾燥を遅らせる効果があります。
アクリル絵の具はとても乾燥が早いため技法によっては不便に感じる事があります。
例えばグレーズスフマート、またグラデーションを作る時にアクリル絵の具にリターダーを混ぜて使い乾燥を遅らせる事でそれらの作業が行いやすくなります。
規定量はメーカーにより差はあるもののあまり混ぜすぎるといつまでも乾かなくなってしまうので、20%~30%程度にしてください。

 

ジェッソ

ジェッソ

地塗り材
ジェッソは、チタニウムホワイトと炭酸カルシウムなどをアクリルエマルジョンを混合した地塗り材です。
キャンバス、ベニヤ、石、粘土などの下地に塗る事により、アクリル絵の具の乗りも良くなり、発色も良くなります。
色のついたカラージェッソや透明タイプのジェッソもありますので、用途に合わせて選びましょう。
ジェッソの上やアクリル絵の具の上から油絵の具を塗る人を良く見ますが、長い目でみれば僕はあまりお勧めしません。
どうしても油彩の下地に使いたい場合には最低72時間はあけてからにしましょう。
フラットな画面にしたい場合は乾燥後サンドペーパーなどで削ります。
グロスメディウムを混ぜて塗る事により、サンドペーパーの削りすぎ防止になりより丈夫な塗膜になるためこの使い方もおすすめです。
刷毛やローラー、ペインティングナイフ
などを使い、横➡縦➡横➡縦と繰り返し塗っていきましょう。
コツは一度に厚く塗らずに薄く薄く何度も繰り返し行う事で綺麗な仕上がりになります。

 

艶出し保護ワニス

クリスタルバーニッシュ

メーカーによってグロスバーニッシュ、ハイグロスバーニッシュ、クリスタルバーニッシュなどと呼びます。
作品完成後に筆や刷毛で塗ると優れた光沢と透明性を与えます。
液体タイプやスプレータイプのものもあります。
乾くと耐水性になりほこりや有毒ガスから作品を守ります。
塗膜の丈夫さはグロスバーニッシュよりクリスタルバーニッシュの方が上です。
後々黄変などのトラブルが生じた時にペトロールやテレピンで溶かせるタイプもあります。

 

艶消し保護ワニス

マットバーニッシュ

メーカーによってマットバーニッシュやパーマネントマットバーニッシュと呼びます。
艶出し保護ワニスと成分はほとんど同じですが、艶消し材が入っているため艶消しの画面になります。


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