お客様がいらっしゃいました
本日の教室の報告です。
今月から、トマトをモチーフにして水彩画を描きます。
全3回、9時間使って水彩画を描きます。
まだ完成までは程遠いので、画像はありません。
作品が完成しましたらアップしますので、どうかしばらくお待ちください。
まずは基礎から
今日は体験に来てくてくれたお客様がいらっしゃいました。
そのため、確認も含めて基礎の基礎から始めましたよ。
まず、鉛筆の持ち方からです。
普段勉強する時の持ち方と異なるため、初めての方はとても持ちにくいと思います。
しかし今後イーゼルに立て掛けて絵を描く事を考えると、普段勉強する時の持ち方だととても描きにくいので、今のうちから慣れておいた方が良いです。
体験のお客様も最初は持ちにくそうでしたが、クロッキー帳に線を描くトレーニングをしばらくしていると徐々に慣れてくれたようです。
上手に鉛筆を扱えておりました。
線を描くトレーニング、これはとても重要です。
なるべくまっすぐな線で、確な線を引けるようになれば、正確なデッサンを描く第一歩となります。
因みに、まだ黒猫の美術教室には低学年の子供も多いので、そういった子供達は今のうちは一連の作業をこなすだけで、必要十分以上です。
教えたい事は沢山ありますが、低学年の子供達がパンクしないように焦らず進めていきたいと思います。
クロッキー帳で感覚を掴む
次はクロッキー帳で実際にトマトを描いてみます。
画像はクロッキー帳での練習風景です。
この後水彩画を描くので、その為の練習です。
感覚を掴むには、クロッキーがとても有効です。
例えば、良くわからないまま水彩画に進むと確実に失敗します。
水彩絵の具(水彩画)は初心者が扱う画材のように思われがちですが、実はとても難しい画材です。
理由のひとつとして、基本的に白を使わないので、失敗すると後戻りができません。
一番明るくなる部分は紙の白を残しておくことで明るさを表現します。
そのため、明るさを考えずに暗くしてしまう(色を乗せてしまう)と後戻りができないのです。
水彩画は暗くするのは簡単ですが、明るくするのがとても難しいのです。
油絵の具やアクリル絵の具(油彩的な技法)の場合は、いくらでも白を使えるので、暗くしすぎたらやり直せばいいんですが、水彩画ではそうはいきません。
つまり、暗くする場所(デッサン)を知らないと、後戻りが出来ずに失敗する確率が高くなってしまうのです。
デッサンを知っていれば、それが水彩画を描くための設計図になるので、水彩画を描くのはとても楽になります。
そのために、クロッキーをしてデッサンの考え方を意識することがとても有効になります。
以上の理由から、教室では水彩紙に進む前に必ずクロッキー帳で練習をして、感覚を掴んでから水彩紙(本番)に進みます。
2度手間で面倒に感じるかもしれませんが、この「クロッキー帳で感覚を掴む」というのがとても大切な作業になるのです。
色々難しい事を書きましたが、何事も続ける事が大事です。
それから、ちゃんと考える事も重要です。
それを続けていれば必ず描けるようになるので、諦めずに少しずつ学んでいきましょう。
スネ天とヒゲガエル
早く終わった時には、皆でゲームをすることがあります。
絵画の教室らしく、主に絵やイラストを描くゲームです。
今回はホワイトボードを使ったゲームをしていたのですが、その中から突如2つのキャラクターが生まれました。
その名も、「スネ天」と「ヒゲガエル」
教室一同、皆大爆笑でした。
体験に来てくれたお客様も、皆と一緒に楽しんでいてくれていたので安心しました。
子供達は本当に仲良くなるのが早いですね。
次回もトマトの続きを描きます。
背景の色、サインの色をどうするか等、少しイメージしておくと良いと思います。