図工と美術

ルーブル美術館

子供達の美術離れが深刻です。

 

現状では学校の図工や美術の授業時間が削られています。
学校にもよりますが、年間2枚程度しか絵画作品を作らないそうです。

運動会やその他の学校行事に図工が犠牲になることも多いんですよね。

図工や美術も子供達の教育にとても大切な事が沢山あるので、子供達にもう少し芸術に触れる機会を増やして欲しいですね。


また、小学生のうちは図工で、中学に入ると美術になります。


図工は工作の時間も多く、絵を描いても「楽しく描きましょうね」「自由でいいんだよ」「感じたままに描けばいい」が基本です。
勿論これもとても大切な事です。

しかし、美術になると、いきなりデッサンや透視図法など難しい事をやらされます。
これでは、子供達が混乱するし、美術に興味を無くすのも仕方がない気がします。
しっかりした基礎画力を持つ子供が育たず、その結果、将来の画家達の画力も落ちると思います。

図工と美術の間が何かあればいいのになぁと感じます。
例えば、美工とか…図術とか…。

フランスの子供の美術教育

芸術の国フランスの子供達は幼児、小学生の頃から、ルーブル美術館、オルセー美術館へ行き、模写をするそうですよ。

小さい頃から本物の絵画や、彫刻に触れ、創作物に感動する機会があるフランスの方は、【自分の好きなものをはっきり言える】人が多いそうです。


そんなフランスの方はアートが身近にあり、画廊にふらっと入り、気に入った作品があれば購入します。
一方日本では、一般の方は画廊に入るのですら敷居が高く、難しいですもんね。

さらに家には絵画が飾ってあるのが当たり前で、絵画を飾って無い人には「なんでお前の家には絵画がないんだ?」となるそうです。
子供の頃から本物の芸術に触れながら育ったフランスの方は、芸術に関しての感覚が日本人とは違うんですね。


日本の子供達にも芸術、美術に触れる機会がもっと増えるといいですよね。

美術教室では企画展などがあると、子供達の学校のお休みを利用して美術館に連れていきます。
ちゃんと自分の目で芸術作品に触れる事が大切ですからね。

本物を観て色々な事を感じて、思いを豊かにし、将来に生かしてほしいです。

 

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2018年07月06日