12月の課題

黒猫

こんにちは黒猫の美術教室です。

最近ブログの投稿が遅れています…。

と、いうのも今現在制作している、僕の絵がとても難しいもので、そちらに時間をとられてしまい、なかなかブログが書けない状況にあります。

亀

その為、更新スピードは非常に遅くなってしまいますが、時間を見つけて書いていきたいと思いますので、どうかお付き合い宜しくお願いいたします。

今回は、12月の課題に関しまして少しお話します。
どうかお付き合い宜しくお願いいたします。

 

12月の課題

ずっとデッサンが続いていますが、今回もデッサンです。

色を使っても良いのですが、なかなかタイミングが合いません。

なんでこんなにデッサンばっかりやるの?と思われるかもしれませんので、少しご説明いたします。

まず、絵の具(着彩)とデッサンを別ものと考えている人もいますね。


でも、これは違います。

着彩はデッサンの延長線上にあるもので、デッサンが出来ないと着彩もできません。

黒猫の美術教室のように、デッサンと着彩を同時に学ぶのが正しいです。

 

NO

「初心者に優しい水彩画教室」というのをよく目にしますが、これは画力を伸ばしたいのなら全く意味がありません。


言い換えると「塗り絵教室」です。


デッサンが分かってない人は面の知識も無く、どこが暗くなるか?という知識が無いために、色の要素だけで塗る事になります。

これが「塗り絵」という訳ですね。

 

趣味で絵を習うのには良いのかもしれませんが、子供達にはあまりおすすめできません。
間違ってもそういったところには行かないで下さいね。

 




怒られそうだ。


さて、そういった意味でデッサンが出来ないと絵の具も出来ないよ、という事になります。

デッサン大事です。


なんか変な感じになったので、一応書いておきましょう。


「初心者でも描ける水彩画教室」が適している人も沢山います。
今まで一度も絵に挑戦したことがないけど趣味で描いてみたい、自宅で大人の塗り絵をしているが自分でも描いてみたい、等。
色んなケースがあるかと思いますが、絵は一生描けるものですし、いつからでも始められます。
だからこそ自分に適した教室を見つけることが大切です。



「初心者でも描ける水彩画教室」応援しております!



よし、これで大丈夫だ。

 

 

一応書いておきますが、開催予定の黒猫の美術教室特別授業「天野利恵さんと一緒に絵を描こう(仮)」は日頃教室でデッサンをやっている皆はすごく勉強になります。


あまり来てもらえない人なので、是非参加してみましょう。



えぇと…そうでした12月の課題ですね。

12月の課題は、いくつかあります。


どれも三つの組み合わせ。

1・缶+ティッシュ箱+じゃがいも

2・缶+玉ねぎ+じゃがいも

3・じゃがいもニ個+大根

この中からお好きなものを選択して描いてもらいます。

 

 

…ん?


お好きなものがない?


それでもこの中から選んでもらいました。


どれも、三つのモチーフの組み合わせになり、ちょい難しいです。

特に小学生には酷なレベルです。

しかし、そこは優秀な小さな画家が集まる黒猫の美術教室です。

難しいけどやってしまいます。

 

上手に描くために

保護者の皆様、上手に描く為に大切な事を書いてみます。
子供達には既に説明していますが、復習の意味も込めてもう一度。

 

モチーフ

①【缶+ティッシュ箱+じゃがいも】を使って説明していきます。

黒猫の子供達は、これら一個一個のモチーフを描くのは、描ける子が多いです。

特に高学年になってくると「簡単だよ」と思う子も多いでしょう。

でも今回は三つのモチーフを描かなければいけないので、少し話が違ってきます。


まずポイントは【三つで一つと考える】です。

一個一個描いてはいけません。
三つの関係性を上手に描けて、初めて描けた事になります。

 

三つの関係性は鉛筆を使って距離や角度を調べていきます。

 

デッサン

こんな感じにモチーフ同士の角度、距離を確かめます。

缶とティッシュがぶつかる角度は…とモチーフを計り、今度は自分の絵を計る。

この繰り返しです。

絵が苦手な子程この確認作業を怠ります。
結果全てのバランスが崩れる訳ですね。

大事なのは、常に自分の絵を疑って計りましょう。
完成するまでずっとです。

絵画教室をやっていて思うのは、これからが得意な子、苦手な子には年齢は関係無いな…といつも感じます。

低学年でも出来る子もいれば高学年や中学生でも苦手な子もいます。

観察力に自信が無い子程何回も自分の絵を疑い、確認して下さい。


自信が無い子も大丈夫です。

出来ないから黒猫に所属している訳ですし、観察力は鍛えればつきます。

黒猫に来る時は観察力を鍛えるつもりで来ましょう。


色々描きましたが、黒猫の子供達は本当に上手です。
日本全国探してもここまで描ける神童小学生軍団はなかなか見つからないでしょう。

でも過信しないで下さいね、あまり良いことありませんから。
僕はそれで痛い目にあってます。


うーん、そうですね。とりあえず僕を超えたら過信して大丈夫です。


実はそれが本当に楽しみだったりします。
それを見るために教室やってるのかも…です。


頑張って。


黒猫の美術教室トップページへ戻る

2019年12月06日