真意

黒猫

こんにちは、黒猫の美術教室です。

ハロウィン

まずはじめに、ハロウィンお疲れさまでした。
ゲームをしたり、仮面舞踏会をしたり、少し絵を描いたり、今年も楽しいハロウィンを過ごせましたね。

差し入れ差し入れ差し入れ

今年は、無料でのイベントとしましたが、皆様から沢山のお気持ちをいただきました。お陰様で、子供達はたっぷりとお菓子を持って帰れたと思います。改めてありがとうございました。
皆様のお気持ちが励みとなり、教室もイベントも続けられます。

いつもクラスの皆で記念撮影をするのですが、イベント当日は僕も助手もとても忙しく、一部クラスで撮影を忘れてしまうというミスが生じました。申し訳ありません。
後日改めて撮影しましたが、お休みの子も多く今回はフルメンバーでの撮影は出来ませんでした。

ただ、今回皆の仮面を見て、本当に完成度が素晴らしかったので、沢山の人に見てもらいたいと思い、皆の仮面の動画を作りました。
お休みや振替の子の分も、仮面だけでもと持ってきてくださったご家庭もあり、ご協力に感謝いたします。
ありがとうございました!

動画とても格好良く出来たと思います。
Twitterに投稿していますので、チェックしてくださいね。↓

2022年仮面作品

正しい壁の越え方

さて、教室ではハロウィンやクリスマス等のイベントを行いますが、これは『ただ遊んでいる訳ではなく最終的に画力に繋がるよ』というお話を少し。


まず、うちの教室の受講内容は全く楽しくないです。
僕が言ってるので間違いないでしょう。
同じ作業の繰り返し、練習をして、上手く出来ないからさらに繰り返し、練習、、。

で、さらに僕の指導方針が【自分が出来る範囲までは自分で頑張る】なので、基本的に手伝いません。
口頭でのアドバイスや別の紙に描いて見せる等は良くやりますが、生徒が描いているものに手を加える事は全くしません。
教室開講当初は、子供達の絵に手を加えて教えたりは良くやってたんですよ。
それで短期間で完成させて持って帰る。きっとお家の方も、こちらの方が成果が目に見えやすいので安心感があると思います。
ただ、これは全く意味がないんですね。
僕が描いてあげて、大人が満足しているだけという状態で本人は成長していないと…。

なのでそこからは、僕は全く手を加えなくなり、手伝わくなりました。



するとどうなるか。

壁

子供達は自分で壁を越えないといけなくなります。
長期間ひとつの事に取り組む事になり、辛いですが、これが一番画力を伸ばせます。

教室が7周年を迎え、7年間を助手と振り返る機会があったのですが、本当に皆上手になったということを実感できました。
一方で、残念ながら教室を辞めていってしまった子との違いはどこにあるのかを考えてみたんですね。

残念

結論からいうと自分で壁を越えられなかった子が辞めていったケースが大半だと感じました
とても残念ですが、それは仕方の無い事。そもそも子供達に美術の古典はかなり難しいので。

壁の先

逆に、大変だったけど壁を越えられた子は教室に残って、次の壁に挑んでいます。
画力も着実についてきて繊細な絵を描けるようになってきています。

壁を越えられるかどうかが明暗を分けてしまいます。
壁を越えるのは辛い作業ですが、諦めるのを避けられるかもしれない方法があります。

それは、

・教室自体が楽しい事。

・子供達同士が仲が良く、クラスの雰囲気か良い事。



これが子供達が美術を学ぶ大事なポイントかと思います。これしかありません。

基本、美術の教室だとシ~ン、、、としているのがデフォルトですが、うちの教室はうるさいですね。
良く皆から、習い事の中でここが一番自由だという言葉を聞きます。
子供達が通っている数ある習い事の中で、かなりにぎやかな教室なのだと思います。

他の絵画教室の様子を伺ったこともあります。
図工の延長の絵画教室よりも、専門的な美術教室の方がうるさいという現実。

静か

大人なら、シ~ンとした空間で辛い修行にも耐えられますが、子供は絶対無理ですね。
僕もう7年も教室やってるので分かるんですよ。
ほとんどの子供は耐えられないでしょう。

なので、お友達や僕や助手と喋りながら、ストレスにならないように学ぶのが良いです。
僕としてもにぎやかなクラスのがやりやすかったりしますし。
喋りがメインでは駄目ですよ。この辺が上手くできない子もいるのが難しいところですね。

楽しい

クラスの雰囲気は、子供達が作ります。
勿論僕は盛り上げる為に努力はしますが、あくまでもそれはプラスアルファの話。

正しい壁の越え方

壁を越えるには子供達同士の関係性が大事ということ。
子供達同士が仲が良いとクラスの雰囲気が良くなり、雰囲気が良いと楽しく学べるようになり、楽しく学べると難しい美術を学ぶストレスが軽減し、楽しみながら壁を越えられる。
この為にイベントをやってるところもあります。

ようやくイベントのお話まできました。

この間のハロウィンイベントでも、普段話せない子供達同士が話していたり、仲良くなってたりしたので実りは沢山ありました。
準備は大変ですが、頑張って開催して良かったなと思っています。
大人しい性格の子供がイベントを機にクラスと馴染めたりもするので、黒猫の美術教室のイベントは意外と大切な要素だったりします。

イベントにご理解いただけましたら幸いです。

と、いうことで次回のブログでは、最近の頑張った子供達の絵を紹介していきましょう。
ほんと、皆の画力にびっくりしますよ。


収穫

 

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