ポケモン選手権 結果発表

こんにちは、黒猫の美術教室です。
こちらでは【ポケモン選手権】の順位発表を行います。

 

 

まず、投票にご協力してくださった皆様、有り難うございました。多くの保護者様も投票に来てくださり、心より感謝申し上げます。

今回の投票は、各自【1位から5位】までを選出して投票していただきました。
投票された作品は、それぞれ以下のポイントを獲得します。
1位(5ポイント)
2位(4ポイント)
3位(3ポイント)
4位(2ポイント)
5位(1ポイント)
上位で投票に入ると、高ポイントを獲得することができます。今回からの試みなので、一体どうなるのか、結果は未知数です。


ポケモン選手権全作品です↓

 

どの作品が1位になるかを想像しながら観てみてください。

とは言ったものの…画像見れてますかね、、、?
クリックかタップで大きく見れるはずです。

ちょっとこれが難しくて、もし見れなかったり不具合がありましたら直しますので教えて下さい。

 

 

さて、改めて賞の種類をご紹介。

・作品に入ったポイント数で決定する【作品賞】

・作家に入ったポイントの合計数で決定する【作家賞】

・僕が良いと思った作品にあげる【先生賞】2点

・助手が良いと思った作品にあげる【助手賞】

です。
これらに入賞した子は図書カードのご褒美です。

 

 

作品賞

それでは、ここから結果発表です。
まず最初に、
作品に入ったポイント数で決定する【作品賞】を発表いたします。

10位から5位まで一気に発表していきます。

 

10位

ポケモン選手権作品


中学校1年生作品。22ポイント。

9位

ポケモン選手権作品

中学校1年生作品。28ポイント。

8位

ポケモン選手権作品

中学校1年生作品。31ポイント。

7位

ポケモン選手権作品

中学校1年生作品。32ポイント。

 

5位から10位まで全員中学校1年生でした。中学校1年生に上手な子が多いです。


6位

ポケモン選手権作品

小学校5年生作品。33ポイント。

ここではじめての小学生。偉いですね、頑張りました。
とても目力のあるフシギダネです。

 

これかな。この絵ちょっと気になって元絵を探しました。
そっくりですね。むしろ本物よりも魅力的ですね。

上手に模写できています。

 

5位

ポケモン選手権作品

こちらは、生徒のお母様の絵です。形が綺麗で上手ですね。
お母さんがこれだけ上手いと自慢できるね。

激戦の中、高ポイント獲得です。45ポイント。

 

ここからは大人に勝った子達。

4位

ポケモン選手権作品

小学校6年生作品。71ポイント。

 

3位

ポケモン選手権作品

中学校1年生作品。75ポイント。

 

2位
ポケモン選手権作品

中学校3年生作品。87ポイント。

 

 

 

 

1位
ポケモン選手権作品

作品賞は148ポイントでこちらの作品です。
148ポイント、圧倒的でした。

…ただ、こちらの絵の作者は助手です。
助手に結果を伝えたところ、辞退するという事でしたので、2位を繰り越し1位といたします。


その前にせっかくなのでこの絵の話を少し。
助手は、僕の唯一大人の弟子です。
大人ですので、ある程度厳しく教えました。
この絵は、一見上手く見えますが、教室で教えているデッサンをポケモンに採用しているだけ、です。

皆にはいつも下記のルールを教えているね。

・上を明るく
・下は暗く
・手前は明るく
・奥は暗く
・厚さは明るく
・厚さの下は暗く
・着いてる部分を強く
・何よりも面を大切に

これらを使ってポケモンを描いているだけ。

助手だけではなく、上位の子を見ると、この辺を上手く作品に消化できています。
個人的にですが、次の時代にバズるのはこれかな、と思ったりしてます。

理由は描ける人が圧倒的に少ないから。

イラストを描ける人は沢山います。
しかし、美術の基礎がありイラストも描ける人となると、急激に少なくなります。
歴史をざわつかせるポイントは、誰も出来ない事を一番先に、一番上手くやる事です。

教室では、絵を良くするための基礎の指導、画力を鍛える指導をしていますが、こういう指導をする教室は他にはまずないです。教えられる人がいないから。まして、子供に教えようとする人もいないです。

形取りや面に苦戦することもあると思いますが、しっかり学んで身につけてほしいと思っています。
皆の強みになるはずです。

はい、それでは発表に戻りましょう。

1位
ポケモン選手権作品

改めまして、助手が1位辞退ですので、2位の中学校3年生のこちらの絵が作品賞です。
おめでとう。

こちらの絵も、ポケモンをデッサン的に描いているだけです。
上記のルールをそれなりに出来ていますので、ただのイラストには無い説得力を備えていますね。

色々言いたい事はありますが、1位なのでやめときます。上手です。

 

作家賞

作家に入ったポイントの合計で決定する【作家賞】を発表いたします。

当然、沢山出品した子が有利となります。(今回は最大3点まで出品可としていました)


では、5位から発表していきましょうか。

5位

ポケモン選手権作品

 

小学校6年生。71ポイント

 

4位

ポケモン選手権作品ポケモン選手権作品ポケモン選手権作品

 

中学校1年生。81ポイント

 

3位

ポケモン選手権作品

 

中学校3年生。87ポイント

 

2位
ポケモン選手権作品ポケモン選手権作品

 

中学校1年生。97ポイント

 

1位
ポケモン選手権作品

148ポイント
助手。

まただよ、助手。
助手はこちらも辞退とのことです。

 

1位
ポケモン選手権作品ポケモン選手権作品

と、いうことで1位はこちらの作品を描いた子が作家賞です。中学校1年生ですね。
おめでとうございます。
この子はデッサン、クロッキー共に高い水準の画力を持っております。最近は絵に向き合う姿勢も良いです。なんか最近また変わりました。

 

中学校1年生のデッサン

これは最近のデッサンです。中学校1年生でこれはなかなか良い感じです。中学校1年生の頃の僕はここまで描けていません。大きな紙にしっかりと描くのはなかなか難しいのです。

これを見れば手練れなのはお分かりいただけるでしょう。

ポケモン選手権作品

あと、絵の具で描いているのも良いポイントですね。
紫→青のグラデーションが綺麗です。

そういえば、何点か絵に見られたのですが、この盛り上
がっているハイライトの画材は何?

絵の具のホワイトじゃないよね?
コピック?今こういったものが流行ってるのかな。

カレルファブリティウス

これ見たとき、カレルファブリティウスのハイライトを思い出しました。
上手く使えば、なかなか面白いと思います。

 


あ、そうだ。
脱線しますが皆にとっておきの良いことを教えます。↓

1位を獲るために

ちょっと、順位発表から脱線します。度々の脱線ですが、重要な事です。
この先コンクール、公募展等の審査で皆が有利に見られるようアドバイスを少し。

目で見ての審査の場合、圧倒的に有利なのが絵の具です。
理由はマチエール。

マチエールについては↓を見て勉強して下さい。子供でも見れるように書いていたはずです。
マチエールとは?-絵肌で変わる表現や個性

 

 

 



と、いうことでさすが良い事書いてますね。

絵の具は厚みが出ますから、圧倒的に有利ですね。
絵の具を使って描いてるだけで画面はある程度強くなります。

分かりやすくマチエールの強さを皆の身近な画材で勝手にランキングにすると↓

1位 絵の具

2位 パステル(身近じゃないかな?)

3位 浸透性のインク(マーカー、コピック等)、色鉛筆、鉛筆

4位 デジタル


と、まぁこんな感じ。

2022年現在、上手く使えれば絵の具が最強です。
2位は、色鉛筆やコピックよりは厚さの出るパステルにしときました。あまり身近じゃないかもしれないですが。

3位は、コピックや色鉛筆ですね。この辺は時間の無い漫画家さんやイラストレーターが素早く描く為の画材と考えると良いですね。
調整が必要なくインクが一定にでるコピックは子供には簡単に扱えて魅力的ですね。
でも絵の具に比べると自由度は少なく、不便です。


4位はデジタル。

アナログの画材に比べると、そもそもマチエールがありませんので圧倒的に不利です。

ただ、これは2022年現在の話。
この先レイヤーごとにマチエールの厚さや種類、素材なんかを決められて、それを実現する印刷技術なんか出来たら、もう僕の仕事はなくなりますね。
そうなったら、もう多分勝てませんね。


と、いうことで、これからの皆は絵の具を練習した方が良いです。
将来考えると絶対的に絵の具が良いです。

扱うのは難しいけど、今現在慣れたら最強の画材なので。

はい、では次の賞に移ります。

先生賞

先生賞を2人選びます。
作品賞、作家賞と重複しないように選出します。

ポケモン選手権作品

まずこちら。小学校6年生。

色使い、筆使いのセンスやグラデーションの上手さ、この子は絵の具が上手です。
推しキャラの方でも、センスがある絵を描いています。

でもまだまだ発展途上。

今はセンスで描いていますがマスターするには沢山学ばないといけません。
この先ちゃんと学ぶ姿勢があれば、いくらでも上手くなるでしょう。
特に絵の具とかは僕に教わっているうちに、技術を学んだ方がいいと思います。後悔のないように。

 

ポケモン選手権作品

続いてはこちら。小学校5年生。
比較的新しい生徒です。

選んだ理由は、基礎を入れようと一生懸命考えて描いているから。

着いている場所を暗くして、影のグラデーションも描いて、さらにしっぽの厚さまで描いています。これはなかなか偉いです。
形取りや面の認識等はまだまだ甘いですが、好感の持てる絵です。

頭の良い子なので、一度覚えたことは忘れません。この先もどんどん伸びるでしょう。

この絵の先には、助手の絵がありますね。

ポケモン選手権作品

精度を上げるとこんな感じになるよ↑。

助手賞

こちらは助手に選んでもらいました。
コメントも書いてもらいましたので紹介します。

以下助手コメントです。↓

ポケモン選手権作品ポケモン選手権作品

 

こちらの3作品を描いた小学校6年生を選びました。
特に白いポケモン(縦作品)では、側面を暗くして、厚さも描かれていて、立体感と迫力が出ています。
また大勢のポケモンは、時間をかけて細かく丁寧に描かれているのが分かります。
白いポケモン(横作品)は、形が良く取れていて背景も良いです。
最近、形取りや面が繊細に描けるようになってきているので、その成果が伝わるような作品だと思いました。
コピックなのが少し残念です。次回は絵の具も見てみたいです。

 

はい、助手ありがとう。

まとめ

ポケモン選手権、いかがでしたでしょうか。
紹介した絵以外にも、好きな絵は沢山ありました。

賞が取れなかった子、今回は残念でしたが、僕は【参加することに意義がある】と思っています。
自分の時間を割いて、選手権の絵を描いた皆は偉いと思います。
急遽ですが、特別に参加賞を用意します。

焼肉さん太郎をあげます。

ポケモン選手権、これまでの選手権と比較してもかなり良かったかなと思います。
またいつか開催出来たらいいですね。
続いては、推しキャラ選手権の発表です。


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