第1回推しキャラ絵の具選手権 結果発表

黒猫

こんにちは黒猫の美術教室です。

今回は推しキャラ絵の具選手権の結果のブログになります。

 

賞状賞品

今回の選手権は、準備からかなり時間をかけて頑張ったので子供達に賞状と賞品を渡した時点で力を出し尽くしてしまい、なかなかブログを書けませんでした。
遅くなってしまい申し訳ありません。

子供達それぞれには自分の順位を教えているので、今回はブログはいいかとも思いましたが、沢山の保護者の方にも投票のご協力をいただきましたので、頑張って書いていこうと思います。
書いてみると、ものすごい長文になりました。でも途中ちらほらと良いことも書いてありますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

と、その前に。

沢山のお土産をいただきましたので、お礼をお伝えしたいと思います

お土産お土産お土産お土産お土産お土産お土産お土産お土産お土産

こんなに沢山のお土産をありがとうございました。皆で美味しくいただきました。
皆様からお気持ちをいただけるので、支えていただいているような、応援していただいているような気持ちで頑張れます。
お応えできるよう、気持ちは気持ちで返していく所存です。
本当にありがとうございました。

黒猫入れ

あと、こちらのお土産の箱が黒猫入れにぴったりでした。ありがとうございました。

投票の概要

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 作品集

さて、今回の投票者数は83名。
保護者の方、ご家族の方も沢山参加してくださいました。

猛暑の中、また、お忙しいところ、教室の為に御足労いただきましてありがとうございました。
投票数はもちろんですが、沢山の方に絵を見ていただける機会はなかなかありませんので、大変有り難いことです。心より感謝申し上げます。
また、多くの保護者様にご挨拶できたことも良かったです。

ご投票いただいた方は投票用紙を見て驚いたのではないかと思いますが、今回かなり沢山の部門を設けさせていただきました。

・推しキャラ絵の具選手権ベスト
・可愛い部門
・格好いい部門
・美しい部門
・上手い部門

・先生賞
・助手賞


今回、初めて絵の具に限定してハードルを上げました。
絵の具となると手間も時間もかかるため、出品率が下がることも想定し、企画の段階から【子供達に◎をつけること】を目的としていました。
なるべく沢山の受賞者を選出したかったので、このような形を取りました。

そのせいで、投票がかなり難しかったと思います。重複不可としていたので皆様かなり迷ったと思います。
ご不便をおかけいたしましたが、沢山の受賞者が出揃い、そのへんは成功だったかな‥と思っています。


いよいよ受賞作品を発表していきます。
賞数は以下です。

・推しキャラ絵の具選手権 1位〜5位
・可愛い部門 1位〜3位
・格好いい部門 1位〜3位
・美しい部門 1位〜3位
・上手い部門 1位〜3位
・先生賞 6名
・助手賞 3名

前述しましたが、今回の投票用紙には同じ番号を選べないルールがありました。誤って同じ番号が書かれていたのもありましたので、その場合は0.5票として計算しました。
小数点以下の票が入っているのは、そういう事だとご理解ください。

また、部門賞については投票数で順位を決めるため、同じ作品が複数部門で入賞するケースがありました。その場合、順位の高い方の部門賞を取り、他の部門賞は別の作品を繰り上げして選出しました。
先生賞と助手賞は票数にかかわらず、それぞれが選出しております。

ややこしいですが、そこも一人でも多く受賞させるための配慮と考えていただけましたら幸いです。

複数の賞(部門賞+先生賞)を受賞した子にはどちらか一方にコメントしますね。

第1回推しキャラ絵の具選手権 受賞作品

では、おまたせ致しました。発表していきましょう。
こちらの部門は、投票用紙の「一番好きな作品」という特別枠に入った票数で競います。では早速発表していきましょう。

第1回推しキャラ絵の具選手権、グランプリは‥

 

 

 

 

 

 

 


第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数14.5票。

こちらの作品。
第1回推しキャラ絵の具選手権、グランプリに輝いたのはこちらの作品です。
おめでとうございます。


今回の投票者数は83名、一番好きな作品は1人1作品しか選べません。
1位で14.5票ですからかなり票が割れているのが分かりますね。
因みに2位との差は1.5票です。

僕的にも1番良かったのはこちらの作品かな、と思いました。
例えば、教室の選手権ではなく、大人の公募展、コンクールだったとしても1番票が入るのはこの絵でしょう。
良い意味で美術的なので。
美術をイラストに上手く落とし込んでいて素晴らしいですね。

良い部分をお話していきましょうか。

まず、教室で学んだ技術を沢山使っていること。
絵の具の技術、技法。形取りの技術、等。
背景ひとつとっても、紙の白が透けない程度までちゃんと塗り込んでグラデーションを行い、そこに雲を描いてグラデーションに色を添えています。
例えば背景が水彩風に透けていたら背景に視線が抜けてしまい、抵抗感が出ないので、いまいちな絵になっていたでしょう。
ちゃんと背景に視線が止まるように描いたのは拍手です。

そこにさらに、スパッタリング(絵の具を飛ばす技法)で星を描いています。
スパッタリングは前にこの子の作品で教えた事がありましたね。
本人は狙っている訳ではないと思いますが、この背景仕上がりは隙無しといったところです。

主役であるジャスミンも上手です。
影に背景の色を使用しているのはポイント高いですよね。主役と背景の統一感が生まれています。
スカートのように纏っている布の透明感も上手ですよね。
輪郭線はコピックやペン等で描いている子も多い中、おそらく輪郭線も絵の具で描いていますね。そこも注目ポイントです。

面相筆(めちゃめちゃ細い筆)で描いたのでしょう。
この子のように筆で描いた方が線の緩急が出て、線に表情が出るし何色でも描けるのでおすすめです。
これは、皆参考にしてほしいところです。

また、この作品は何かの模写ではなく、完全なオリジナルということらしいです。
本人とご家族に事情聴取したので、間違いありません。
模写なら難易度下がりますが、これを自分で組み立てて作品を作るのはなかなか難しい。中学生なら尚更です。

1→2は簡単ですが、0→1の作品を描くのは、ぐーんと難易度が高くなります。


こちらの作品に使われている技法、技術はほぼ全て僕が教室で教えた事です。
これらの美術の古典技法、技術を使って、今の時代の子が今の感性で新しい作品を生み出す事に意味があります。
それを、自分の作品の中に落とし込んでいるのが、素晴らしいですよね、僕的にも教えて良かったと思える作品でした。

沢山褒めてあげて下さい。

僕を。

 

以上。1位なので、コメント長めに書きました。
ここからはこんなに長く書きません。ワクチンを打ったばかりで調子が悪いのです。

 

続きまして、第1回推しキャラ絵の具選手権、第2位の受賞作品は‥

 

 

 

 

 


 

 

 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数13票。

こちらの作品になります。
推しキャラ絵の具選手権 第2位おめでとうございます。

たった1.5票差です。本当に僅差、惜しかったです。
投票におじいちゃん、おばあちゃんを連れてくれば1位でした。
でも、2位でも素晴らしいです。あの沢山の中から2位ですからね。

作品は、この子の個性が光る作品になってます。

1位の作品が「静」だとしたら、こちらは「動」。
主に黄色と紫をメインで使っていますが、こちらは補色になります。
お互いにそれぞれの色を引きたてる相性抜群の色。

この作品を見たときに強い色を感じるのはそれが理由です。

ちなみに紫は結構難しい色ですが、紫を沢山使用して作品として成立させているあたり、画力、感性の高さを感じますね。大健闘だと思います。


続きまして、第1回推しキャラ絵の具選手権、第3位の受賞作品は‥

 

 

 

 

 

 


 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数10.5票。

こちらの作品になります。
推しキャラ絵の具選手権 第3位おめでとうございます。
この子は、先生賞も獲得です。
W受賞おめでとうございます。


懐かしいアニメのキャラクターです。
かなり昔のキャラクターなのですが、ご家族の影響でしょうか。この子はかなりお父さんと仲が良いので、お父さんと一緒に見ているのかな。
娘と仲良くする方法がわからなくなりましたら、こちらのお父様にご教授いただくと良いかもしれませんよ。

さて、作品ですがメインのラムちゃんの形取りが上手ですよね。模写でしょうか、かなりそっくりです。
淡い色味ですが、絵の具もしっかり塗り込み、完成度の高さを感じます。
背景を描いていればさらに上位にいっていたでしょう。

 


さて、ちょっと雑談。

絵描きには常識のお話ですが、美術作品を展示する際にアクリル画や油彩画(しっかり塗り込んだ作品)の横に、鉛筆画や水彩画のような淡い作品やモノトーンの作品を置くと食ってしまいます。
相当目をひく上手さや圧倒的な何かがないと、鉛筆画、水彩画は勝てません。

並べた際に見劣りしてしまうんですね。
コンクール等で勝ちたいなら、支持体が透けない程度までしっかり塗り込むと受賞確率がちょっと上がります。
そこから先は、審査員の趣味です。

覚えておきましょう。



続きまして、第1回推しキャラ絵の具選手権、第4位の受賞作品は‥

 

 

 



 

 

 


第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数9票。

こちらの作品になります。
推しキャラ絵の具選手権 第4位おめでとうございます。


ジョジョのミスタというキャラクターですね。
こちらの子も、しっかり塗り込み完成度が高いです。
やはり淡い作品と並べると、勝ちますよね。目を引きます。

こちらの子は助手賞も受賞しています。
W受賞おめでとうございます。
助手賞の項目は↓に作りました。
そちらに助手のコメントと一緒に紹介致します。

この子は、形取り(観察力)をもう少し鍛えたくて、現在デッサンに力を入れています。構図についても実践しながら指導しているところです。

形取り、構図、教室では結構拘って指導しています。
皆様、僕が教えているうちにデッサン頑張った方がいいです。分からないことは分からないままにせずに聞いて、沢山習得してください。
類似の教室を知りませんので、相当探さないと、他では学べないことだらけだと思います。


続きまして、この部門ラスト。
第1回推しキャラ絵の具選手権、第5位の受賞作品は‥

 

 

 

 


 

 

 

 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数7.5票。

こちらの作品になります。
推しキャラ絵の具選手権 第5位おめでとうございます




とても可愛いですね。
子供達(小学生女子)に支持され見事5位です。

カワウソとスズメを淡い水彩タッチで表現していて、モチーフに合っています。
この子にはまだ色作りしか教えていませんので、塗り方はこの子のオリジナルでしょう。

生徒作品

デッサンがかなり上手い子です。
僕が教えてきた中でも年齢でみると相当上手だと思います。
まだまだ伸びると確信していますので、もう少しデッサンやります。



また、雑談。
デッサンと着彩作品(色が塗られた絵)について

デッサンというのは単純にモチーフをモノクロで表現したものではありません。
デッサンというのは、絵の考え方そのものです。絵を描く時の指針になります。

光が当たった時に面がどういった表情を見せるか。
どこが明るくなり、どこが暗くなるか。
これらが頭にないと絵の具をやっても、ただの塗り絵になります。

逆にデッサンが出来れば、絵の具の練習だけでなんでも描けちゃいます。
着彩作品は、絵の具でデッサンをしているだけですから。
着彩作品に必要なものは以下になります。

・デッサンの知識、技術
・筆と絵の具の知識、技術
・色の知識

デッサンに加えて色の要素と筆や絵の具の知識、技術などが乗っかってきます。さらにこれらを同時に考えて行う必要がありますので、ガチで難易度高いです。

そのため、まずは何も考えなくてもデッサン的な考え方ができるように、デッサンを第一と考えてデッサンばかりやるのです。
デッサンデッサンと、うるさいですね。

まぁそういった意味で、デッサンが理解出来てないと絵の具にはなかなかいけません。
塗り絵を教えても仕方ありませんからね。
うちは絵画教室では無く、美術の教室なのですから。

ただ、うちは指導対象が子供です。
ここが難しいところです。
子供はつまらなければ続きません。

だから一般的に子供に美術は無理だとされているし、子供の美術の教室が存在しないのはこういった理由です。
ここは教室開講以来ずっと悩んでいる部分です。
僕が上手くさせようと美術の技術、知識を頑張って教えれば教える程、子供達はつまらなくなります。
子供の性格や、保護者様の教室へ求める部分によって違ってきますが。
難しい問題ですが、どちらにせよ継続しないと上手くなりませんので、子供に美術を教えるには【楽しい】がポイントになってくるのは間違いありません。

まぁ、この辺は工夫次第でなんとかなってきましたので、今後も今のスタイルで頑張ります。

因みに僕の師匠はさらに厳しくて、僕は絵の具を3年使わせてもらえませんでした。めちゃめちゃこわかったです。
でもうちは子供の教室ですし、性格的にも僕はそこまでやりません。



さて、雑談が長くなりましたが、ここからは部門別の賞となります。

第1回推しキャラ絵の具選手権 格好いい部門 受賞作品

投票用紙の「格好いいと思う作品」に入った票数で競います。
では早速発表していきましょう。

第1回推しキャラ絵の具選手権 、格好いい部門 の第1位受賞作品は‥

 

 

 

 

 

 






 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数59票。

こちらの作品になります。
格好いい部門 第1位おめでとうございます。 

ワンピースのエースですね。上手に描けています。
この子も絵の具はあまり教えていないので、自力で描いています。
しっかり塗り込んでいますし、色彩もインパクトありますよね。
慣れない絵の具を使っての出品、偉かったです。丁寧に描かれていて時間もかかっていると思います。投票率71%という圧倒的な票数を獲得しました。

教室には、熱狂的なワンピースファンがいますので、その子達からの圧倒的支持も集めていたようです。


続きまして、第1回推しキャラ絵の具選手権 、格好いい部門 の第2位受賞作品は‥

 

 

 




 




第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数50.5票。

こちらの作品になります。
格好いい部門 第2位おめでとうございます。 

この子はこのキャラクターが本当に好きみたいで、いつもこのキャラクターを描いてくれます。

生徒作品

その想いは担当声優さんにまで向かい、鉛筆で担当声優さんを描いてしまうほど。
鉛筆の使い方がとても上手な子で、繊細なグラデーション表現ができます。

 

 

続きまして、この部門ラスト。
第1回推しキャラ絵の具選手権 、格好いい部門 の第3位受賞作品は‥

 

 

 

 

 

 

 

 




 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数28票。

こちらの作品になります。
格好いい部門 第3位おめでとうございます

コナンのキャラクター哀ちゃんですね。
こちらの作品可愛い部門でも上位でした。こちらの部門の方が順位が高かったのでこちらで受賞です。

まず、形取りが綺麗ですよね。絵の具もしっかり塗り込んで上手です。見たところマットな質感なので、学校の絵の具ですかね。

この絵は、初見で驚きました。こんなに描けるんですね。
まだ絵の具は色作りしか教えていませんので、本人の感覚とセンスでここまで描けています。混色して作った絶妙な色合いも良いですよね。

こちらの子は、先生賞も獲得しています。W受賞おめでとうございます。
絵の具の訓練はしていないのにも関わらず、出品して偉かったですね。

第1回推しキャラ絵の具選手権 可愛い部門 受賞作品

投票用紙の「可愛いと思う作品」に入った票数で競います。
では早速発表していきましょう。

第1回推しキャラ絵の具選手権 、可愛い部門の第1位受賞作品は‥

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数40.5票。

こちらの作品になります。
可愛い部門 第1位おめでとうございます。 

大人から子供まで、大人気のちいかわですね。
文句のない圧倒的な完成度です。
こちらの作品の子、まだ小学生です。

4年生からのご入会で、余計な癖がつく前にデッサンを教えられたこともあり画力が順調に伸びています。
最近は、しばらく絵の具を頑張ってきた成果が出てきています。こちらの作品からも器用さが伝わってきますね。

教室では黙々と描く子で、とても集中力があります。

現在パネルに入っているのですが、小学生からパネルに進んでいる子は数名しかいませんので、その凄さが分かるでしょう。


第1回推しキャラ絵の具選手権、可愛い部門の第2位受賞作品は‥

 

 

 

 


 

 





第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数19.5票。

こちらの作品になります。
可愛い部門 第2位おめでとうございます。 

赤くて足が沢山あるのでタコでしょうか。

しっかりと塗り込まれた作品は、とてもインパクトがあります。
因みに背景のターコイズとタコの赤は補色になります。
なので、とても目立ち、目を引く色使いとなっています。

小学生で色相環の勉強はしないので多分たまたまだと思いますが、狙って色を決めていたらごめんなさい。どちらにしてもとても良い配色です。

 

生徒作品

ちなみに作者はこちらのデッサンを描いた子です。

こちらはイカです。




続いて、
第1回推しキャラ絵の具選手権、可愛い部門の第3位受賞作品は‥

 

 

 

 

 

 



 

 




第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

こちらの作品になります。
可愛い部門 第3位おめでとうございます。 

投票数15票。


この子らしい繊細で綺麗に描かれた作品です。
形取りはデッサンで鍛えたので上手ですね。

この子はまだ色作りの練習だけで、筆や絵の具は教えていませんので着彩はオリジナルですが、淡い色味がモチーフのキャラクターに合っていますね。

生徒作品

現在はデッサンを鍛えています。
結構上手になってきました。これでまだ小学生ですからね。末恐ろしいです。
性格上、繊細な表現が得意ですので、そこを伸ばしつつ思いきって描く訓練中です。 

デッサンがある程度出来たら、次はグリザイユの練習、その次は有彩色の練習とステップアップしていきましょうか。 

第1回推しキャラ絵の具選手権 美しい部門 受賞作品

投票用紙の「美しいと思う作品」に入った票数で競います。
では早速発表していきましょう。

第1回推しキャラ絵の具選手権、美しい部門の第1位受賞作品は‥

 

 

 

 

 

 

 


 

 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数34票。

こちらの作品になります。
美しい部門 第1位おめでとうございます。 

今大人気の推しの子のキャラクターですね。

しっかり塗り込まれていて、とても目を引く作品です。背景の工夫も良いですよね。
こちらの子は教室でも教えていますので、絵の具の使い方もとても上手です。
青紫から赤紫のグラデーションが綺麗に繊細に表現されています。

こちらの子は助手賞も受賞しています。
W受賞おめでとうございます。
助手賞の項目は↓に作りました。
そちらに助手のコメントと一緒に紹介致します。

続きまして第1回推しキャラ絵の具選手権、美しい部門の第2位受賞作品は‥

 

 

 

 

 

 




 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数30.5票。

こちらの作品になります。
美しい部門 第2位おめでとうございます。 

青系の色で統一されて描かれた作品で、とても美しいですね。
絵の具も教室で教えていますので、とても上手です。
こちらの作品は、総合票(票数の合計)だと全体の1位でした。

皆様どこかしらの項目にこの作品を選んだということです。その分票が割れてしまいました。
今回はなるべく沢山の子が受賞できるように部門を細かく分けたので、この作品のように色んな部門に票数が割れてしまうということもありました。これはある程度想定はしておりましたが、ご了承いただけたらと思います。


続きまして、この部門ラスト。
第1回推しキャラ絵の具選手権、美しい部門の第3位受賞作品は‥

 

 

 

 

 




 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数25票。

こちらの作品になります。
美しい部門 第3位おめでとうございます。 

オリキャラですね。可愛く描けております。
背景の描き込みもしっかりあって、見応えがある作品です。
実写の景色を見て描いたんでしょうかね。
色使いとかディテールが素晴らしいですよね。


こちらの作品も票が割れていて、色々な部門で票が入っていましたね。
今回の選手権は何かのジャンルに特化している作品が受賞する傾向にありますね。
それでも大健闘です。おめでとうございます。

第1回推しキャラ絵の具選手権 上手い部門 受賞作品

投票用紙の「上手いと思う作品」に入った票数で競います。
では早速発表していきましょう。

第1回推しキャラ絵の具選手権 、上手い部門の第1位受賞作品は‥


 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数36票。

こちらの作品になります。
上手い部門 第1位おめでとうございます。 


こちらの作品は、推しの子のキャラクターですね。
全てが繊細に描かれていて、性格がでていますね。

背景の工夫もあり、票が入るのも納得の作品です。


この子も絵の具の使い方は教えてあるので、この程度でしたら特に苦労することなく描いていると思います。
髪留めのグラデーションも綺麗ですね。
こちらの子は先生賞も獲得しています。W受賞おめでとうございます。

続きまして第1回推しキャラ絵の具選手権 、上手い部門の第2位受賞作品は‥

 

 

 

 

 

 

 



 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数22票。

こちらの作品になります。
上手い部門 第2位おめでとうございます。 


こちらの作品は画面構成が面白いですね。
そのあたりが皆様からの票を集めたのでしょう。

特に真ん中の女の子の枠の描き込みが良いですね。他の枠ももう少し描き込みがあれば、部門賞を超えて上位の方にも入っていた可能性が高いです。

この子は、まだ教室で絵の具は教えていませんので、自力でここまで描いています。
慣れない絵の具を使って、出品して偉かったです。


続きまして、この部門ラスト。
第1回推しキャラ絵の具選手権 、上手い部門の第3位受賞作品は‥


 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

投票数20.5票。

こちらの作品になります。
上手い部門 第3位おめでとうございます。 

ポケモンのプリンですね。

こちらの作品は、僕の中では全作品中3本の指に入るぐらい良いと思ってます。
グランプリの絵同様、こちらの作品も美術団体のコンクールだったとしたら、評価される作品でしょう。

頭の良い彼らしくとてもデッサン的に美術的に描かれています。感覚ではなく、論理的に表現しているのです。

僕が教室でいつも言ってる

厚さは明るく、厚さの下は暗く、上より下は暗く、着いている所は暗く、これらを面に応じて必要なグラデーションで現しています。
この辺のデッサン(美術の考え方)をイラストに落とし込んだ、とても好感の持てる、またこれからの時代に出てくる作品だと思います。

助手作品

こちら、今回助手が描いてくれた絵ですが、これと描き方全く一緒。
線で簡易的に表現されたアニメに美術的要素を入れ込んで、ぎりぎり成立する部分まで落とし込んでいます。

アニメや漫画は輪郭線で表現された日本画的な表現です。
そこに洋画のデッサン(面と陰影で表現)を持ち込むと、これだけ立体的になります。
しかし、元が輪郭線で表現されたイラストなので、突き詰めると無理が生じます。

なのでデッサンをどれだけ入れ込むかは、個性が出てくる部分です。
ただ沢山入れればいいってものではなく、それぞれの個性で落とし込めば良いと思います。
皆同じ絵を描いたらつまらないですからね。

まぁ僕は洋画の絵描きなので、こういった作品は惹かれる訳ですよ。

 

よし、次で僕の担当は最後になります。

第1回推しキャラ絵の具選手権 先生賞

こちらの賞は、僕が好きな絵、頑張った絵など僕の独断と偏見で選ばれた作品に与えられる賞になります。
どれも甲乙付け難く6名選出しました。

第1回推しキャラ絵の具選手権、先生賞の受賞作品は‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

こちらの作品になります。
先生賞おめでとうございます。 

こちらの子は、比較的新しい生徒で現在はデッサンの特訓中。
形取りの練習や面の勉強をしています。
勿論絵の具は色作りの練習だけで、教室では筆や絵の具の使い方をまだ教えていません。

それなのに出品してくれて、とても偉かったです。
その姿勢が美しいですよね。
感情的に選ぶならこの絵が1番好きです。



続きまして2人目、

 


 

 

 

 

 

 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品 こちらの作品になります。
先生賞おめでとうございます。 

こちらも推しの子のキャラクターを描いた作品になります。
形取りとても上手ですよね。ちゃんと描けています。

また、本人曰く絵の具はあまり自信がないということでした。こういったイラストをはじめて絵の具で描いたらしいですが、それにしては上手ですよね。
髪の青紫と所々にある黄色が、補色で反応していて綺麗です。
自信が無い中で出品してくれた子も多いようでしたが、出品するということが大きな1歩です。
今回、絵の具に慣れていない子が沢山出品してくれて本当に嬉しかったので、自信を持ってもらいたいと思います。
受賞おめでとうございます。
生徒作品

こちらはこの作者が描いたデッサンです。
デッサン本当に上手になりました。性格が明るく、楽しく描く子なので教えやすいタイプです。
クロッキーも上手です。



続きまして、3人目、

 

 


 

 

 

 

 

 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

こちらの作品になります。
先生賞おめでとうございます。 


こちらも推しの子のキャラクターです。

とても上手に描けてますよね。形取り、絵の具も上手です。

こちらの子も現在デッサンの特訓中で、色作りの練習はしていますが、まだまだ絵の具の使い方は教えていません。
ハードルが高い中、出品して偉かったです。

デッサンがある程度出来るようになれば、絵の具も教えていきますので今後のさらなる成長が楽しみです。


続いて、4〜6人目を一挙ご紹介。
この3作品は他の部門とのW受賞となりますので、コメントは各賞の受賞発表に記載しています。そちらで見ていただけたらと思います。
画像にリンクつけときますね。



先生賞(W受賞者)、おめでとうございます。

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

こちらと。

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

こちらと。

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

こちら。


さて、今回は推しの子を描いた子が多かったので、票がかなりバラけていましたね。
推しの子同士で票を取り合ってた感じ。

なので、他に誰も描いていないようなキャラの方が票が入りやすかったのかな。
いや、知ってる好きなキャラクターに票入れたいだろうから、難しいですね。

1番良いのは、他に誰も描いてないけど、人気のキャラクターがベストかな。


さて、次は【助手賞】の発表です。
ここからは、助手に書いてもらいます。
助手宜しく。

第1回推しキャラ絵の具選手権 助手賞 受賞作品

助手賞、当初2名の予定でしたが、選び切れず3名選出しました。
発表させていただきいただきます。

 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

まず、1人目はこちらです。
おめでとうございます。

選んだポイントは、バランスの良さです。
人物を描くには、意外とバランスが難しく、顔と体のバランスはもちろん、左右のバランスも大事です。細部まで気をつけて描かないと違和感が出てしまうのですが、この作品はとても綺麗に描けています。着彩も上手です。

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

続いて2人目です。
選手権ベスト部門とのW受賞です。おめでとうございます。

時間のかかりそうなモチーフを選び、それをしっかり描き上げたことを評価したくて選びました。

好きなキャラクターでも細かくて大変そうだったら、他のモチーフにしてしまいがちです。
そんな中、しっかりやり遂げたことが伝わる作品です。スフマート等ぼかす技法を使っているのも良いと思いました。

 

第1回推しキャラ選手権絵の具選手権 受賞作品

最後、3人目はこちらの作品です。
美しい部門とのW受賞です。おめでとうございます。

パネルに描くように、水彩紙にしっかり着彩していてとても目を引きました。
特に、髪、瞳、指の表現が上手です。背景をよく見ると黒の上から赤を描いています。細部まで丁寧に、楽しんで描いている感じがしました。
グラデーションやスパッタリングも綺麗で、絵の具の上手さが際立つ作品です。

以上3作品、悩みながら選ばせていただきました。

先生にお返しします。

まとめ

助手、ありがとうございました。
さすが文章が綺麗ですね。

ここからはまた僕の駄文でお届け致します。
半笑いご覧ください。


さて、今回は1年以上ぶりの選手権でした。
ちょっと趣旨を変えて、順位を競うよりも、子供達に自信をつけさせ、創作への喜びを感じさせる為に開催した選手権でした。

さて、この長いブログをここまで見ていただいた方に特別に教えますね。
ここから先は、絶対に子供達には見せたら駄目です。

ここからは口が固い方のみご覧下さい。












大丈夫ですか?










 

 

 





口が軽い方残ってませんね?





 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、続きをご覧ください。

主題

さて、薄々気がついている方もいらっしゃるかと思いますが今回は全員受賞しています。

子供達には絶対に内緒ですよ、喜びが薄れるのでね。

今回は子供達に◎をつけることが僕の目的であり、子供達に自信をつけさせ、創作の喜びを感じ、さらに調子に乗らせることが主題でした。
これを、出品者全員が体験するのがベストな訳ですから、全員が受賞するようにしました。
今回の選手権は、出品した時点で勝確。最初からそうするつもりでした。
思いついても普通やらないだろ、と思うかもしれませんが、そこは僕なのでやっちゃうんですね。
少しでも子供達の今後の美術に向き合う姿勢にプラスになれば開催した意味があります。

今回は全員受賞は決まっていたので、あとは投票で順位を決めるだけでした。

しかし、全員受賞させる為にかなりややこしい事になってしまいました。
当初は部門を沢山作れば票がバラけるかなと考えていたのですが、なかなかそんなうまくはいきませんでした。
他部門に同じ作品がちらほら入ってきたので、仕方なく同作者が他部門に入った場合は高い順位の部門を採用して他の子を繰り上げというルールをつけさせてもらいました。これは後付けのルールで申し訳ありません。

次回はまたルール、内容は変わるでしょうが、頑張って上位を狙いましょう。 
良い絵を描けば皆から評価されます。まぁそういうもんです。

でも、次回は確実に出品数増えると思いますので、全員はあげません。
そううまくはいきません。


最後に改めて書かせていただきますが、お忙しい中投票にお越しいただいたご家族の方々、ありがとうございました。ご家族の方々のお力添えが順位を左右することも大いにありまして、子供達はきっと喜んでいると思います。



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