ハーマイオニー・グレンジャー、レイのアクリル画

前回、前々回とPOP!のアクリル画をご紹介してきましたが、今回で最後になります。

最後はハーマイオニー・グレンジャーのアクリル画とレイのアクリル画です。

 

背景にもこだわっておりますので、隅々までどうかご覧ください。

 

前回、前々回のブログは↓からご覧ください

ジン・アーソ、BB-8、スティッチのアクリル画

カイロ・レン、BB-9Eのアクリル画

 


 

目次

 

1.ハーマイオニー・グレンジャーのアクリル画

 

2.レイのアクリル画

 


 

ハーマイオニー・グレンジャーのアクリル画

ハーマイオニー・グレンジャーのアクリル画

 

モチーフはこちらの、ハーマイオニー・グレンジャーになります。

ハーマイオニー自体はマンドレイクを持っていたり、耳当てをしていたりと装飾品が多くて描きにくそうですが、台が無いので難易度は中間ぐらいといったところでしょうか。

こちらのモチーフは見た目の可愛さやハリー・ポッター人気もあり、低学年の女の子の人気が高かったです。

しかし、見た目に騙されてはいけません。

難しいポイントをクリアできたのか、早速作品をご覧いただきましょう。


まずは、小学校2年生の作品を2名ご紹介いたします。
4月から2年生になった子供達です。

まずは、こちらの作品をご覧下さい。

 

子供の絵画作品

ハーマイオニーのアクリル画です。
ピンクの背景がとても良くあっています。

少しうつむいている様子が何とも言えず可愛いですね。大きな瞳もチャームポイントです。

特筆すべきは、モチーフのでこぼこしている面を描いている事です。
これを低学年のうちに見るのは、なかなか難しい事ですが、面を必死に探しているのが見てとれます。

何度か失敗していましたが、途中で止めませんでした。
失敗してから、駄目だった部分を説明して加筆修正してもらっています。

アクリル絵の具のメリットはすぐ乾く事です。
この部分はグレーズやスフマート、グラデーション技法などデメリットにもなりますが、ある程度技術でカバーできます。

技術でのカバーが難しければ、メディウムを使う方法もあります。

すぐ乾く為、修正が容易なので、子供対象の絵画教室にはとても相性が良いと思います。

他の子供対象の絵画教室ではおそらくあまりやらないと思いますが…。


この生徒様は、小学校1年生から指導させていただいておりますが、最初は集中出来ず、長時間座る事も難しかったのですが、最近は長時間席に座って集中する事が出来るようになりました。
早くから美術を学ぶメリットはこういった部分もありますね。

先程の面の話も少しずつ理解出来ていますので、この先の作品が楽しみです。


 

子供の絵画作品

続いても小学校2年生の作品になります。

教室に入って、数ヵ月の生徒様です。
現在は低学年の生徒様の募集はしておりませんが、募集を休止する少し前にご入会いただきました。

F0号のキャンバスですと小さすぎて描きづらいということもあり、今回は水彩紙に描いていただきました。

作品の良いところは表情ですね。とても可愛く描けています。
面についてはまだあまり指導出来ていないので、これから少しずつ指導していきたいと思います。

小学校2年生なので、学校ではまだ絵の具を使っていないと思います。
慣れない絵の具ですが、頑張って描いくれました。

サインもとても上手ですね。

きれいな字で堂々と描けていて素晴らしいです。


絵を描くのが好きで、ご自宅で描いてきた絵を良く見せてくれます。

器用な子なので、集中して描けるようになれば、画力も上がると思います。


 

子供の絵画作品

続いては小学校3年生の作品になります。

モチーフを良く観察して、丁寧に描けています。
この生徒様はキャンバスと相性が良いようで、水彩紙に描いた作品よりも完成度が高い作品に仕上がっております。

聞き分けが良く、僕の話を良く聞いて理解してくれるので、最近の成長が目まぐるしいものがあります。

細かいディテールの観察が出来ていて、耳当てや、ハーマイオニーが持っているマンドレイクのインパクトによる表現も素敵です。

黄色い背景も可愛いですね。
今回、背景に黄色を選んだのはこの生徒様だけでした。作品にとても合っていますね。

 

作品の拡大画像

耳当ての厚さもしっかり見ています。このまま観察力を鍛えればさらに画力は伸びるでしょう。
成長が楽しみです。


 

子供の絵画作品

続いては、小学校5年生の作品です。

モチーフを丁寧に観察して良く見て描けています。
背景の色も綺麗ですね。

真正面という難しい構図ですが、良く描けていると思います。
こちらの生徒様も何度も失敗して修正しています。

 

ハーマイオニーが持っているマンドレイクの表情が可愛いですね。

 

一時はどうなるかな…と思いましたが、後半集中した頑張りを見せ、作品として良いものに仕上がりました。

 

ご注目いただきたいのは、ボタンです。とても小さなパーツですが、ボタンの厚さを良く考えて描かれています。

実はこれ、ミッキーマウスの水彩画の時に一度描き方(考え方)を教えています。

その経験を生かし、こんなに小さな箇所でもしっかりと描いてくれて嬉しいです。

 

レイのアクリル画

レイのモチーフ

 

モチーフはこちらです。

シンプルでありながら実は細かい装飾もあり、面も複雑なので、割りと難易度高めです。
台もありますね。

固有色が押さえめで全体的に似たトーンの配色となっています。
この塗り分けがポイントになりそうですね。

さあ、どんな作品に仕上がったのでしょうか。

3月~4月にかけて行ってきたPOP!のアクリル画。

最後を飾るのは、黒猫の美術教室が誇る助手の作品です。



助手ですからね、上手くなければいけません。


ハードルをあげておきましょう。


それでは早速、作品をご覧いただきましょう。



こちらです!

 

 

助手の絵画作品

さすが助手さんです。

概ね、良い完成度の作品に仕上がっております。

全体的にはっきり見せる所とぼかす所のメリハリが、とても上手くいっていると思います。
特にゴーグルと台の描き込みがいい感じですね。


あまり言う事はありませんが、皆の作品についてさんざん色々書いてきたので、助手にもいくつかうるさい事を言っておきましょう…。


まぁひとつだけ、背景と地面の空間処理があればもっと良くなりますね。


それだけです。



筆使いも繊細で上手です。
もともと器用な方でしたので、筆は上手でしたが、数年前よりさらに技術が向上しているように感じます。

もうそこらへんの絵描きより上手いです。

ほんとに。

 

 

助手美術教室でもいけそうですね。

 

 

それはさておき。


今回の制作は、下地のジェッソを塗るところから始まり、2ヶ月かけて制作を行いました。

また、生徒様それぞれにモチーフを選んでもらうなど、新しい試みも行いました。

今度ゆっくり、生徒の皆の感想も聞いてみたいと思います。


今回キャンバスに描いた作品は、教室の展覧会(来年頃に予定)での展示も考えております。

額装して飾りますので、それぞれの個性が光った見ごたえのある展示になると思います。


皆、本当によく頑張りました。

来月からは、ポスター制作(小学生)、自由制作(中学生)となります。

こちらも頑張っていきましょう。




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2019年05月11日