現代童画会'19春季展

 

春季展DM

現在、銀座アートホールで現代童画会の春季展が行われております。

現代童画会ってなぁに?という方は公募展(美術団体について)をご覧下さい。

現代童画会の会友以上の作家さんが出品する展覧会となっていて、毎年この時期に、銀座アートホールで行われます。

出品作品をご紹介いたします。

現代童画会の作家さん達の力作です。どうかご覧下さい。

 


 

目次

 

1.現代童画会'19春季展の作品ご紹介

 

2.師匠に再会

 


 

現代童画会'19春季展の作品ご紹介

春季展看板


銀座アートホールは一階、二階に分かれていて、主に一階は委員の方。
二階は会員、会友の方になります(例外はあります)。

可愛い絵や空想的な絵が好きな方にはとてもお勧めです。

幻想的な作品は観ていてとても楽しく、それぞれの作家の世界に浸れます。

普段、展覧会に行かない若い方、子供にも楽しめる展覧会になっていると思います。

また、現代童画会の作家さんは猫好きな方、猫を描く作家さんが多いので、猫好きの方にもお勧めです。

犬好きの方もご安心下さい。

 

絵画作品

犬を描いている作家さんもいます。

先日個展にお邪魔した天野利恵さんは、今回相棒のノワたんを描かれた作品を展示しています。

 

絵画作品

中村景児先生の作品です。

近くに住んでいるという事もあり、以前お家へお邪魔した事もあります。

素敵な作品ですね。
とても、繊細に描かれています。

センターのオレンジがとても効果的に効いていて、画面をより華やかに魅せています。

 

絵画作品

高崎順先生の作品です。


現代童画会では珍しく、古典技法で描かれる画家さんです。


現代童画会の作家は沢山いますが、この古典絵画を描く作家は、おそらく高崎先生と僕ぐらいだと思います。

会友や一般の方を探せばいるかもしれませんが、かなりレアです。


アカデミックな技法を使った作品は、光を意識したとても精密でドラマチックな作品です。


高崎先生は良く電球をモチーフとして使われていますね。


今回の作品でも電球が光って、下のモチーフを繊細に照らしております。


骨の表情も面白いです。こちらを見て笑っているようにもみえますね。


額も作品と合っていて、とてもお洒落です。



僕も古典絵画を基軸として、アカデミックな技法を多様して、光に重点を置いています。

今回の作品では、指先を光らせるように描いています。


そういった事もあり、高崎先生とお会いすると、作品の話や古典絵画の画家の話で盛り上がります。


今回も、カラヴァッジョやレンブラントについて楽しくお話させていただきました。

 

絵画作品

綱島裕先生の作品です。


綱島先生は油絵で空想的な風景画を描かれる画家さんです。


最初から作品のイメージを固めず、作品を描きながら決めていくスタイルで描いているそうです。


上から絵の具を重ねて、また重ねて、絵がどんどん変わっていきます。

綱島先生自身、最終的にどういった作品になるかは描き終わるまでわからないとおっしゃっていました。


きっと、毎日絵が変わっていく過程、どう変化するかということを綱島先生自身楽しみにしているんでしょうね。


描きながら考える、毎日変化していく作品を楽しむ、すごいですね。

僕は本番を描き始める前に入念にデッサンを繰り返し、ある程度完成作品のイメージが決まってから描くので、僕には出来ない制作スタイルです。

細かい要素は、絵を描く過程で修正をしたりしますが、根本的な部分は変わりません。



綱島先生の作品の中には、たびたび気球が描かれていますが、今回は描かれておりません。

聞いてみたら、今回たまたま描くスペースがなかったのだそうです。


奥行きのある作品なので、流れ星の先に気球があるのかなと、観る側の想像力も広がります。

とても格好良い素敵な世界観です。

 

絵画作品

斎藤一也先生の作品です。

斎藤一也さんはエアブラシを使い、絵を描いている作家さんです。

ニャジラです。

ゴジラの猫バージョンですね。

可愛いけど、おそろしい光線を口から出しています。
しかし、戦闘機のパイロットは危機一髪パラシュートで助かっています。

群衆にも注目してみて下さい。
スマホで撮影しているもの、呆然と空を見上げるもの、そのリアクションは様々です。

とても細かい部分まで描かれている作品ですね。斎藤一也さんの世界に引き込まれます。

斎藤一也さんとは、去年、東京都美術館でお会いしてお話させていただいたのですが、とても誠実で楽しい方でした。

地方にお住まいなのでなかなかお会い出来ませんが、また本展の際にお会い出来るのを楽しみにしております。


絵画作品

最後に一応僕の絵も載せておきます。

魔術師です。

タロットカードの為に描いた作品です。

★詳しくはタロットカード制作をご覧下さい。

あえてF8号サイズで描いたのは、春季展に出せる為でもありました。

普段からこんなに怖い絵を描いている訳ではありません。
タロットカードの魔術師ということで、怖い雰囲気を出しています。

師匠に再会

パーティーの様子

春季展のパーティーの最中、僕の師匠に会いました。

師匠から免許皆伝をいただき、もう教える事はない、これからは教える番だと言われてから三年半近く。

その間、一回もお会いする事が無かったので、本当に驚きました。

もしかしたら僕の展示を毎回観にきてくれていたのかもしれませんが、なかなかお会い出来ずにいました。

普段は優しいのですが、絵には凄く厳しい先生でしたので、修行中はあまり褒めてもらえることはなく、とても上手く描けた時でも「良いじゃん」の一言でした。

ですが、今回の僕の絵について凄く褒めて下さいました。
沢山の嬉しいお言葉をくださいました。
とても嬉しかったです。

先生、有り難うございました。

曲がり道、迷い道、それでも自分で選んだ画家の道。

なんとかやっています。
また、どこかで。

春期展は明日まで開催しております。(最終日の明日は16時までの開催となります)
本展とは違い、ひとつひとつのサイズが小さいので気楽に観られます。

詳細は↓に載せておきます。
是非、お近くにお越しの際はご高覧下さい。

 


 

会期/2019.4.1(月)~7(日)am11:00~pm6:30(最終日 pm4:00まで)

 

場所/銀座アートホール 〒104-0061 東京都中央区銀座 8-110 高速道路ビル(銀座コリドー街)

アクセス/新橋から徒歩3分・JR有楽町から徒歩10分・地下鉄銀座から徒歩7分

 


 

 

 

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2019年04月06日