にゃんぼーの水彩画/BB-9Eのデッサン/猫のイラスト
今回も、引き続き子供達がお家で描いてきてくれた作品を紹介していきます。
小学校6年生作にゃんぼーの水彩画と小学校2年生作BB-9Eのデッサン、小学校2年生の猫のイラストです。
最初の2つはどちらも黒いモチーフになります。
目次
3.猫のイラスト
にゃんぼーの水彩画
以前小学校6年生の生徒様がご自宅で描いてきてくれたダンボーの水彩画をご紹介いたしました。
★詳しくはダンボーの水彩画/鉛筆削りのデッサン/ポケモンのイラストをご覧ください
にゃんぼーは、ダンボーから派生したキャラクターで、最初はフィギュアとして発売されたようです。
こちらが、にゃんぼーです。
ダンボーに猫耳としっぽが追加され、猫仕様になっています。
今回描いてきてくれたにゃんぼーはクロですが、それ以外トラ、コトラ、シロ、ミケなんかがいます。
現在、Eテレでアニメ放送されているようなのでご興味のある方はご覧下さい。
あ、因みに僕のスマホの充電バッテリーがにゃんぼーでした。
にゃんぼーのことは良く知らなかったのですが、黒猫で可愛いので以前から使っていました。
さて、ご説明が大分長くなってしまいましたが、にゃんぼーの水彩画をご紹介させていただきます。
こちらが作品になります。
少し胴体が長いですが、可愛く描けていますね。
子供や初心者の方は黒いモチーフを描くのは、ひとつ壁になると思います。
黒いから黒く塗るでは塗り絵になってしまい、立体感からは遠ざかってしまいます。
これに関しては、黒猫の図書館内「グリザイユで明暗を表現しよう」の固有色の章に詳しく書いていますのでそちらをご参照下さい。
★グリザイユで明暗を表現しよう【固有色について】
黒くても明るい場所や暗い場所があります。
色にとらわれず、明暗でものを見る目が大切になります。
この作品でいうと、厚さの部分が分かりやすいですね。
ハイライトが目立ち過ぎてはいますが、黒くても明るくなる場所があるのです。
これらは、いつも黒猫の美術教室で指導している部分なので、少しずつでも頭に入っていると思います。
あとは精度の問題で、繰り返し描く事によって解決出来ると思います。
着彩する時も常にデッサンを頭に置いておきましょう。
固有色は二の次です。
BB-9Eのデッサン
小学校2年生によるBBー9Eのデッサンです。
実はこのモチーフは、3~4月の課題のモチーフのひとつなのですが、宿題のモチーフとして先行して使用しました。
この子です。
全体的に真っ黒なので、小学校2年生には少し考え方が難しいと思います。でも、チャレンジするのは大切な事ですからね。
こちらが作品になります。
クロッキー帳に描いていますので、そこまで複雑なトーンは出せませんが、ちゃんと形をとれていると思います。
最近のこの生徒様の絵を見ていると、形を捉えるのが上達したかな、と感じます。
以前ですと、おそらくこの形は描けていません。
毎週お家で描いて持ってきてくれるので、だんだん上達しています。
努力の成果もありまして、BB-9E自体はすごく綺麗に描けています。
構図も格好いいですよね。
あえて斜め上からの構図です。
そして、このBB-9Eは台に乗っているのですが、この台が一番難しそうです。
狭い範囲の中に面が沢山ありますからね。
作品を見ると、頑張って形をとらえようとしている姿がみられます。
いびつですが、この姿勢が大切です。
このまま続けていれば、かならず描けるようになるはずです。
大事なのは続ける事です。
形を捉えるのはある程度慣れてきたようなので、次の段階はトーンの幅をつける事ですね。
明るい場所は明るく、暗い場所は暗く。
固有色にとらわれず明暗でものを見る事がこれからの事になりそうです。
ただ、これは難しい事なので、少しずつ覚えていけば良いと思います。
一生懸命やれば、どんどん伸びる生徒様です。
まだ小学校2年生ですから、あまりうるさく言わないで僕が繰り返し説明して、自然と頭に入るのを実践していきたいと思います。
猫のイラスト
こちらは、上で紹介した生徒様とは別の小学校2年生の生徒様が、ご自宅で描いてきてくれたイラストです。
とても楽しそうな猫の表情が素晴らしいですね。
可愛らしく描かれていて、色使いも工夫されています。
何かのキャラクターなのでしょうか。とても可愛いです。
この生徒様は、好きなものを描く時がとにかく上手です。
教室でトマトを描いた時には、とても色鮮やかで、一番美味しそうなトマトを描いてくれました。
また、ご自宅でもハムスターや猫、ポケモンのキャラクター等、好きなものを沢山描いてきてくれます。