R2の水彩画/ハムのイラスト/お話の絵/風景画

久しぶりに子供達が自宅で描いてきてくれた作品をご紹介致します。

1つのブログにまとめられたら良かったのですが、物凄く長くなってしまうのでいくつかのブログに分けます。

お家で描いた作品もあれば、学校の課題で描いた作品もあります。

僕は、どんどんお家でも描いてほしいと思っています。

しかし、子供によってはそれが難しい子もいますし、何よりご家族のご負担が増えてしまうのも気になります。

なので、子供との信頼関係を固めるのが先決です。何でも言い合える関係を作ってから出来そうな子供に、お家での制作の重要性についてお話させていただいております。

教えるのも教わるのも関係性がとても大切だと僕は考えます。
師匠にもそう教わりました。

いや、はっきりと師匠に言われた訳ではありませんが師匠に絵を学んで、今はそう感じています。
僕も師匠とは何でも話せる関係でしたからね。

でも、ご自宅での制作は保護者の方の負担にもなりかねないので、慎重に行っていきたいと考えております。
少しづつ、少しづつ、そういった生徒が増えるといいな…とひっそりと思っています。

前にも書いた事があったかと思いますが、
やはり、教室外で描いた作品を見せてくれる瞬間はとても嬉しく、幸せな時間です。
どんな絵を描いてきてくれたのかと、いつもワクワクしながらみさせていただいています。

前置きが長くなってしまいましたが、ここから子供達の作品をご紹介していきたいと思います。

どうか、最後までお付き合い下さい。

 


 

目次

 

1.R2ーD2の水彩画

 

2.ハムスターのイラスト

 

3.お話の絵

 

4.風景画

 


 

R2-D2の水彩画

トップバッターは小学校6年生です。

 

作品をご紹介する前に…皆様、R2-D2の事はご存知でしょうか。

R2-D2とは、「スター・ウォーズ」に登場するキャラクターです。

BB-8とR2-D2

この画像の左の子です。


R2-D2のモチーフ

こちらはモチーフをお家で撮ってきてもらった画像になります。

 

今回の水彩画はこのR2-D2をモチーフにして描いたそうです。
トークドロイドという玩具で、何か話しかけるとR2-D2がドロイド語で応えてくれるそうです。
可愛いですよね。僕も欲しいです。

 

BB-8と黒猫BB-8のラジコン

そういえば以前には、BB-8が教室に遊びに来てくれました。

詳しくは↓のブログをご覧ください。

可愛いお客様

子供達のモチーフ選び

スター・ウォーズのドロイド達は人気がありますね!


知らない方のために、スター・ウォーズのお話を少しだけします。

R2-D2とBB-8は、スター・ウォーズシリーズにおいて、新旧のマスコット的な役割になっております。

R-2-D2はスター・ウォーズⅠ~Ⅴ、いわゆる旧三部作と新三部作で活躍したドロイドです。

BB-8は、スター・ウォーズⅦ(続三部作)から登場したドロイドです。

Ⅶ、ⅧにもR2-D2は登場しますが、ほんの少しだけです。
これからはBB-8の時代なのでしょう。

BB-8

BB-8が砂漠を全力疾走しているシーンがⅦにあるのですが、僕はこのシーンが好きで何度か巻き戻して観てしまいました。
なんとも言えず可愛いです。

 


さて、だいぶ話がそれてしまいましたが、今回描いてきてくれたR2-D2の水彩画ですね。

R2-D2の水彩画

こちらが作品になります。

 

R2-D2の傾いている足?の角度など、難しいところもあるモチーフですが、良く見てしっかり描いてくれています。

面があまい所があるものの、概ね描けています。
厚さも頑張ってとろうとしているのがみられるので好感がもてます。

特に素晴らしいと思ったのは、R2-D2の体に何色も色が重ねられていて、とても綺麗なところです。

R2-D2は体が白いので、子供が描くとなかなか色を使う頭にはなりません。

白いから白く塗るという考えにしかならない場合が多いです。

しかし、このように白いモチーフにも色を使い、また色のフィルターを何枚も重ねる事により、とても美しい水彩画になります。
あまりひとつの考えに囚われるのは良くないので、思いきって色を使いましょう。

問題があるとしたら影の部分ですかね。これは逆に色を重ね過ぎてしまい、少し汚くみえております。

色は混ぜれば混ぜるほど明度や彩度を失い濁ります。

上手く使えば、とても良い結果を得られますが、間違った使い方をすれば、色は濁ります。
この生徒様は、前々から「影の表現」が少し苦手なようなので、また今度しっかり教えたいと思っております。

色々と言いましたが、小学校6年生でこれを描けていれば十分です。

絵は描けば描くほど上達します。
これからも、どんどん描いてどんどんみせて下さい。

 

ハムスターのイラスト

ハムスターのイラスト

続いて小学校2年生の作品になります。

この生徒様は、いつも自主的に描いてきてくれます。とても嬉しいです。

 

 

今回はハムスターのイラストです。

可愛いですね、ほんと可愛い!

「ミニミニハムちゃん」とタイトルまで入れてくれています。
タイトルもこだわって描かれていて、集中して描いているのがわかります。

いや、もっと言うと、好きで楽しんで描いているのが伝わってきますよね。
子供達に絵を教えている中で、そう感じられる瞬間はとても嬉しくなります。

形をとるのもとても上手です。
それぞれのハムちゃん達が表情豊かに描かれています。

 

お話の絵

お話の絵お話の絵お話の絵

続いても小学校2年生の作品になります。

上でご紹介させていただいた2年生とは別の生徒様になります。

聞いたところによると、学校の課題で描いた作品で、絵だけでなくお話もあります。
そのお話の部分もとても長く書かれていました。お話は少ししか読めませんでしたが、小学校2年生でここまでやれる子はなかなかいないと思います。

本を読むのが好きな子供なので、きっと文才もあるのでしょう。素晴らしいですね。
絵本作家とかになれそうですね。

絵の方は3枚構成になっています。
2枚目で背景が変わるのも面白いですね、工夫があります。

それぞれの絵は細かく描き込まれていて、完成度が高いです。

 

へび

どの絵も素晴らしいですが、個人的には2枚目のこのヘビが好きです。

 

風景画

風景画

小学校6年生がご自宅で描いてきてくれた作品です。

とても綺麗な風景画ですね。
水彩で描かれております。
聞いたところによると、実際の風景や写真を見て描いたのではなく、完全に想像で描いたとの事でした。

夕日に染まる空が綺麗です。
夕日の光で海は照らされて、手前は逆光で描かれています。

空のオレンジと海の青が見事にお互いを引き立てていてます。
オレンジと青は補色関係にある為ですね。

手前の海は、紫よりの青です。

紫というのはとても難しい色で、上手に使わないと絵がいやらしくなってしまいます。
紫を使う場合は注意しましょう。
今回は紫も上手く使えていると思います。

 


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2019年03月22日