黒猫と僕
黒猫の美術教室に度々登場する、この黒猫。
今月の共同制作のモチーフにもなっています。
今回は、そんな黒猫と僕との出会いについて書きたいと思います。
目次
1.日本の黒猫
2.海外の黒猫
4.岩合光昭さんとは
5.ねこの京都
6.黒猫との出会い
日本の黒猫
まず、「黒猫」について少し調べてみたのでご紹介いたします。
黒猫というと、あまり良くない印象を受ける方が多いのではないでしょうか。
僕も、黒猫が前を通り過ぎると不吉だとか聞いたことがあります。
子供の頃に聞いた話なので正確には分かりませんが、夜に黒猫を見ると黒猫の体が暗闇と同化して、目だけが光って見えるため、怖いとか、不吉だとか、悪い印象がついてしまったようです。
僕にはその目の光が綺麗に見えたので、怖いと思ったことはありません。黒くて格好良いと思いました。
本来は、福を招く「福猫」と言われて、魔除け、幸運、商売繁盛等の象徴とされてきたそうです。
今でも、招き猫には黒猫がいますよね。
江戸時代には、黒猫は特に縁起ものとされ、当時流行っていた不治の病である「結核」が治るとも言われていたそうです。
そのため、新選組の沖田総司も黒猫を飼っていたんだそうです。
このように、調べてみると黒猫の印象が大きく変わり、嬉しくなりました。
そういえば、企業や商品のメインキャラクターで黒猫が使われていることも多いですよね。
商売繁盛の願いから、黒猫にしているのかもしれません。
猫はシルエットが綺麗なので絵にもなります。
海外の黒猫
海外での黒猫の扱いも調べてみました。
その扱いは様々で、幸運や繁栄をもたらすとして大切にされている国もあれば、(古い言い伝えのようなもので)黒猫の夢をみただけで重い病気になると言われて非難されたり、嫌がられたりする国もあるそうです。
西洋(一部)では魔女狩りが行われていたころに「猫は魔女の化身」と考えられていて、その名残が今も続いているのかもしれません。
横浜そごうでの展覧会
去年の夏、横浜そごうで岩合光昭さんの写真展「ねこの京都」が行われました。
猫はもともと大好きですし、写真の構図はとても勉強になります。
岩合さんはとても人気の写真家さんなので、期待が高まります。
岩合光昭さんとは
1950年11月27日 生まれの世界的な動物写真家で、特に猫の写真に定評のある方です。
数多くの写真集を出版しており、どの作品もとても人気があります。
★岩合光昭さん 公式サイト/www.digitaliwago.com
ねこの京都
ねこの京都展とは
1年以上かけて京都の猫を撮影し、四季折々の姿を捉えた作品です。
展示は春・夏・秋・冬に分かれていて、約170点の写真で構成。古都に息づく麗しく優雅な猫と、彩り豊かな京都の風景が楽しめるものとなっています。
最近は猫ブームだなと感じることが本当に多いのですが、こちらの展覧会もかなりの大盛況で、とても混雑していました。
猫達がとても自然体で、凛々しさや、可愛らしさ、のんびりと過ごすひととき等、観ているだけで猫の気持ちが伝わってくるような素敵な写真ばかりです。
京都の風景も素晴らしく、猫と人と景色がそれぞれに引き立て合い調和しています。
画質も素晴らしく良く、大きな写真でもとても綺麗です。
迫力があり、見応えがありました。
写真展を出ると、すぐのところにグッズコーナーがありました。
岩合さんのこれまでに出されている写真集や、ポストカード、猫達の写真を使ったオリジナル雑貨も沢山ありました。
売り切れのものも多く、迷いましたが、いくつか購入してきました。
そんな中、リアルな猫のスタンプを発見。
とてもリアルで驚きました。
スタンプの進化を感じます。
このスタンプは、教室の月謝袋の領収印として使用しています。
黒猫との出会い
ねこの京都展を満喫してグッズを買い、帰ろうとした時です。
この会場の隣で開催されていた「ねこグッズマーケット」で売られていた小さな黒猫と目が合いました。
僕を連れて帰って。と言わんばかりの瞳でこちらを見ていました。
ペットショップでありそうなエピソードなのですが、本当に何か感じるものがありました。
買うかどうか、しばらく迷ったのですが、結局買ってしまいました。
その時は衝動買いという形でしたが、今ではこの黒猫が教室のキャラクターです。
その後、同じタイプの青い目の黒猫と、小さな黒猫も増えて賑やかになりました。
この黒猫達が福猫となってくれることを願います。
来年も黒猫の美術教室に幸運と繁栄をもららせてほしいと願い、また来年も頑張っていきたいと思います。
来月始めには、今皆で制作している黒猫のアニメーションが完成します。
編集がうまくできるか不安ではありますが、とても楽しみです。