絵を描かないと気持ち悪くなる病と美容室の話
こんにちは、黒猫の美術教室です。
今回は、小粒な話題をまとめたブログです。
ファミリーパック型ブログへようこそ。
僕は普段あまり家から出ないので、目新しい事や楽しい話題は無いのですが、ちょっとばかり書けましたので良かったらご覧下さい。
因みに、美術とは全く関係ないのもあります。すみません。
目次
1.絵を描かないと気持ち悪くなる病
2.美容室の話
絵を描かないと気持ち悪くなる病
僕は絵を描くのが好きで、ずっと絵を描いてきました。
最初の頃は先生が恐くて、先生に出された課題を着実にこなしていました。
恐くてやっていた部分もあるかもしれませんが、それでも絵を描くのが好きだったのでしょう。
自分で言うのもあれなんですが(自分で言うしかないので書きますが)、僕、結構真面目なんです。
言われたものは最低限以上にやっていました。
そんな真面目な健太青年は、やらなきゃいけない生活上の時間以外は絵を描いていました。
それで、ある程度描けるようになった頃、今度はコンクールですよ。
二十代ちょっとすぎた頃にコンクールに出品します。
年齢的には多分遅い方なのかな。
良くわからないですが。
というのも、全くコンクールや賞なんて興味がなかったんですね。
今でもそうですが。
腕試しで出したのが最初でした。
ここらへんはなんか前に書いたような気もします。
書いていいのかわかりませんが、基本的にコンクールは大きい絵の方が有利です。
例えば、小さい絵を100%の力で描いたのと、大きい絵を50%の力で描いたものがあるとしますね。
賞をとるのは50%の大きい絵です。
これがくだらない美術の世界です。
まぁそんな事はどうでもいいんですが、二十代の僕はコンクールに出品します。
今書いたような事も知らない純粋な青年です。
まぁそれでも有難い事に賞を沢山いただけたのですが。
年に一枚大きい絵を描かなければいけない。
それだけではなく、企画展や絵描き友達同士の展覧会も入ってきますので、もうめちゃめちゃ描いてました。
はい、ここまで、ずっとめちゃめちゃ描いてますね。
でも、恐ろしい事にまだまだ続くのです。
ある程度の地位まできてもまだまだ描きます。
何故なら美術に終わりはなく、どんどん先が見えてくるから。
見えなかった部分が、どんどん見えてくるんですね。
今でもそうです。
本質的に僕は負けず嫌いなんです。
普通の負けず嫌いは、他者に負けるのが嫌いな人を負けず嫌いと定義すると思いますが、僕の場合は一般的な負けず嫌いとはちょっと色が違っています。
僕の場合は自分に負けるのが嫌なんです。
今日は描きたくないなぁ…とか
友達に誘われたから遊びたいなぁ…とか
本を読みたいなぁとか…
眠いなぁとか…
だるいなぁとか…
色々ありますが、そんな誘惑に負けて描かない自分が嫌なんです。
完全な変人です。
でも、ですよ。
まぁきっと変人は変人ですが、そこは別に良いとして、これは美術の本質なんではないかなと思う訳です。
美術の場合、他者は関係ないのです。
「自身とどれだけ向き合えるか」
ここに美術の本質があると僕は思います。
黒猫の教室でも、たまにあります。
あの子やこの子よりも下手だから自信ないと。
でもそんなものは関係ないです。
もし、そう思うなら自分を磨けばいいんです。
…。
…なんか熱い事を書きましたが変人の戯言だと思って気にしないで下さい。
話しを戻しまして…
そんな人生を送ってきた僕なので、その過程である病気を発症したのです。
絵を描かないと気持ち悪くなる病です。
絵を描かないで遊んでいたり、だらだらしていると気持ち悪くなるという奇病を発症してしまったのです。
この奇病は、だらだらしていると、まず罪悪感に似た感情が芽生えます。
そのあと、気分が悪くなってきます。
こうなると眠る事も出来ません。
今考えるとこの奇病は二十代半ばには発症したと思います。
もうね、本当にきついので、頭の良い方々どうか特効薬を作って下さい。
美容室の話
つづきましては、
そう、美術とは関係ない話です。
ここでそっと画面を閉じる事をお勧めいたします。
確かに注意しましたからね。
読む方は自己責任でお願いします。
はい、では始めましょう。
美容室の話。
僕は横須賀の森崎という場所で育ちました。
今はどうかわかりませんが、当時は森崎を歩いていても人を見かけることは少なく、居るのは野良猫ぐらいなものでした。静かで良い所です。
生活をしていれば、当然髪の毛が伸びてきますよね。
当時から、自宅からほど近い森崎の美容室(美容室と呼んでいいのか定かではない)が僕の行きつけでした。
横浜に引っ越した今でも、そこにいるカリスマ美容師(通称おばちゃん)にず〜っと髪を切ってもらっています。
横須賀に住んでる時は良かったのですが、横浜に引っ越してからは通うのが不便になります。
行きたいと思っても、都合がつかずなかなか行けません。
黒猫の教室があるときは横須賀に行きますが、髪を切る時間は取れません。
終わったらすぐに横浜に帰りますので難しいです。
じゃあ横浜で行き付けの美容室を探せばいいじゃないかと。
はい。
勿論そうなのですが、それが難しいのです。
保護者の皆様はもう分かっていると思いますが、僕は非常にシャイであり、もの静かな性格です。
教室では保護者様に失礼がないように頑張って話しておりますが、性格が災いして、何か失礼がなかったか心配に思うこともあります。保護者の皆様がいつも優しく接して下さるので救われている部分が大きいです。
そんな陰キャの僕なので、新しい美容室に行けないのです。
ほら、初対面で色々と話さなきゃいけないじゃないですか。
例えば。
カリスマ美容師「お兄さん何をやられている方なんですか。」
僕「…絵を描いてます。」
カリスマ美容師「えっ…絵を描いている?」
僕「…まぁ。はい。」
カリスマ美容師「へぇーどんな絵をかかれるんですか?見たいなー!見せて下さいよー!」
僕「…。」
はい、こんな流れになるのは想像に難しくありません。
恐怖です。
こんな事を考えていますので、新しい美容室には行けないのです。
ここまでは前置きとして、
なぜ今回美容室の話をしているかというと、
黒猫の教室で、子供達(女子達)に先生髪の毛ボサボサと言われます。
そう。
確かにボサボサです。
梅雨の時期だから、という言い訳も通用しません。
なぜなら髪の毛をなかなか切れず、ボサボサ感が否めないからです。
油断するといつも髪の毛が長くなっています。
しかし
昔のキムタクに憧れている訳ではなく。
ましてや、昔のあんちゃんに憧れている訳でもなく。
ただただ、髪の毛をなかなか切れない状況にあるわけです。
怖いのは、行きつけの美容室が遠いという事情を誰も知らないので、身だしなみに気をつかわない先生だと思われてしまう恐れもあるのです。
保護者の方々にもお会いする訳ですし、やはりちゃんとしていないといけません。
そういった意識は持っているのですが、なかなか森崎まで行けずにボサボサになっている事も多いかと思います。
どうか、どうか優しい目で見てください。何卒、宜しくお願いいたします。
因みに、最近髪の毛を切ってきました。
また子供達(女子達)に言われてしまった事もあり、早めに行ってきましたよ。
森崎のカリスマ美容師は、僕の性格から絵の事、初恋から、失恋。あんな事やこんな事まで。
僕の事をなんでも知ってくれているので、リラックスして過ごせます。
横浜の美容室に行かない理由の大半は、もしかしたらこの居心地の良さなのかもしれません。
もし森崎の美容室がなくなったら、僕は髪の毛を切れなくなってしまいます。
美容室難民です。
自分で切れるわけもないですし、そうなったらもう丸坊主ですよ。
丸坊主の美術教室ですよ。
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