美しさ
こんにちは、黒猫の美術教室です。
最近また、制作が忙しくてなかなかブログ書けません。
今回は、美術の大切な部分のお話を少し。
短いですが、どうぞご覧下さい。
美しさ
我々芸術家は、表現の中で美しさを追求しなければいけません。
美しさには色々ありますね。
造形が美しいもの。
色が美しいもの。
光が美しいもの。
当然、表現するためには、これら美しさを感じる必要があります。
しかし、その前に大切な事が。
造形的な認識をしっかり持つ事です。
これは、デッサン力や観察力が肝になります。
これが無ければ、正しく美しさを感じる事は出来ません。
子供達は現在トレーニング中ですが、形を追う作業になれてきたら、物の本質が見えてきます。
具体的に書くと、対象を見たら考える前に、「面」を感じるようになります。
側面を感じ、厚さを感じ、質感を感じ、重さを感じます。
これは、対象が「人」の場合も同様です。
これが自然に出来るようになったら美しさを感じる事が容易になります。
頭の先から足の先まで、全ての細胞フル活動させて、感じて下さい。
慣れてくると、自然と美しさが分かるようになります。
全てのものが新鮮に見え、新しい発見があるはずです。
しかし、これは日常生活ではあまり役にたたない能力かもしれませんね。
メリットとしては、感受性豊かになる事です。
普通の人よりも、美しい所がわかるようになり、逆に美しくない部分もわかるようになります。
デメリットは、見えすぎるようになってしまう所です。
例えば、骨董品屋さんに友達と行って一見可愛くないぬいぐるみを見つけたとします。
感受性豊かな君は、そのぬいぐるみを美しいと感じるかもしれません。
しかし、他の友達は何を言っているのか理解出来ないでしょう。
そう、見えすぎるのも考えものです。
しかし、美しい絵を描くにはこの能力は持っていた方が良いです。
日頃からトレーニングしましょう。
そうですね、手始めにお母さんの美しい所を感じてみましょう。
沢山みえてくるはずです。
お母さんの美しいところを見つけられたら、ぜひ伝えてみてくださいね。
何か良い事が起こるかもしれません。