重大発表
こんにちは黒猫の美術教室です。
保護者の皆様、ニュースです。
ようやく公表できます。
黒猫の美術教室の展覧会が決定いたしました。
場所は「横浜本牧絵画館」です。
まずは「横浜本牧絵画館」についてご説明いたします。
横浜本牧絵画館とは
横浜本牧絵画館は横浜の本牧にある美術館で、トロンプルイユの巨匠、岩田榮吉さんの姪にあたる武田春子さんが設立した私設美術館です。
岩田榮吉さんは、東京藝術大学 油絵科を首席で卒業し、同油絵専攻科を修了。
その後フランス政府の給費留学生として渡仏し、25年間滞在。
53歳で亡くなるまでをパリで過ごしました。
その作品は、フェルメールの影響を受け、静物画やトロンプルイユを得意としました。
作品は横浜美術館にも寄贈されております。
では、黒猫の美術教室と横浜本牧絵画館の出会いについて少しふれます。
去年の夏に子供達を課外授業に連れて行きたいと思い、美術館を探していましたが、なかなか良い美術館がありませんでした。
ここでいう「良い美術館」というのは、良い作品が観られる美術館という意味です。
下手な絵なら観ない方が良いですが、良い作品を観るのはとても勉強になります。
美術館探しが難航していた所、偶然見つけたのが「横浜本牧絵画館」です。
所属作品はとても素晴らしいものです。
特に岩田榮吉さんの作品は人々を惹き付ける魅力があります。
課外授業では「トロンプルイユの現在(いま)2019」を観覧させていただき、子供達が作品を観ながら問題を解いたり、感想を書いたり、貴重な時間を過ごさせていただきました。
皆、とても真剣に取り組んでいて、多くの子供達から「こういう絵を描いてみたい」という声があがりました。
印象に残る作品を沢山観ることができて、充実した課外授業となりました。
この課外授業を機に支援プロジェクトを知り、応募させていただきました。
そして審査の結果、多数の応募の中から内定をいただきまして「横浜本牧絵画館」で展覧会を開催させていただけることとなりました。
「支援プロジェクト」の内容は願ってもないものです。
これは通常ではあり得ないすごい事なんです。
人生何があるか分かりませんね。
とても光栄な事です。
このご縁に感謝し、精一杯頑張りたいと思います。
審査の結果は昨年末にご連絡をいただき、展覧会の開催は決定していたのですが、横浜本牧絵画館側の発表が2月という事で、それを待っての発表といたしました。
また、昨年度の支援プロジェクトに選出された鳥越一穂さんの展覧会が、2/8(土)より、横浜本牧絵画館にて開催となります。
鳥越さんは「トロンプルイユの現在(いま)2019」に参加されていて、精密な作品を間近で観ることができました。
子供達にも人気が高かったです。
お時間がありましたら、ぜひご高覧ください。
「鳥越一穂 銅板油彩画の制作」展
2020年2月8日(土)~2月24日(月)
★https://www.yh-g.org/exhibition.html
丸山健太と「黒猫の美術教室」展も、鳥越さんに続いて頑張らなければいけません。
細かいお話は順次していきますが、今現在お話出来る部分を書きたいと思います。
横浜本牧絵画館 支援プロジェクト
今回の開催は、横浜本牧絵画館の支援プロジェクトにより、全て横浜本牧絵画館の支援で行わせていただけることとなっております。
通常、展覧会を開く際は「場所代」がかかります。市営の会館、ギャラリー等を借りて行うのが普通です。
しかし今回は、特別な場所を使わせていただけること、費用を支援いただけること、全てにおいて特別なのです。
そのため、皆は無料で展覧会に参加することができます。
額縁や搬入出、DMなどの印刷物の経費なども全て横浜本牧絵画館が負担して下さいます。
展覧会終了後、額縁はそのままプレゼントいたします。
恐ろしい程の条件です。
本当に、夢のようなお話です。
大丈夫です、怪しくないですよ。
僕の絵が古典美術を基軸とした絵画を描いている事。
また、その作品の質の評価。
横浜本牧絵画館の理事長や館長が、黒猫の美術教室の信念「子供達に正しい美術教育を」という部分にとてもご賛同いただいた事。
課外授業で子供達が真剣に課題に取り組む姿にもお誉めの言葉をいただきました。
これらを踏まえて、支援プロジェクトに採用していただけることとなりました。
とても光栄な事です。
僕も、画家としてここまでの事は初めてです。
というか、普通ありません。
現在、理事長、館長、学芸員の方とお話を進めております。
詳細についてはこれから決めていくという段階ですので、今現在決まっている事を書いておきます。
開催場所/ 横浜本牧絵画館
開催時期/ 2021年8月
期間/ 約2週間
書いてみると、これしかありませんでした。
まだ正式に決まっていないので書けないのですが、色々なイベントも検討中です。
決まり次第「横浜本牧絵画館 展覧会」特設ページに追記していきます。
さて、開催時期が何故そんな先の話になっているのか。これは僕の希望です。
美術館に展示しても恥ずかしくないレベルまで、黒猫の美術教室の子供達の画力を伸ばす為の期間です。
また、子供達の学校がお休みの時期に開催をしたかったため、交渉させていただきました。
ということで、【時期は2021年8月】
これは変わらないと思います。
ちなみにですが、参加については強制にはしないつもりです。
ただ、参加した方が良いと思います。
こんな事は一生に一度の事ですから。
準備期間
開催までに、一年半程度あります。
この一年半「特別授業」を開催していきます。
皆の画力を上げるのと、作品制作です。
特に夏休み期間中になるべく多く特別授業を開催します。
忙しいかもしれませんが、なるべく多く参加して下さい。
僕も頑張りますから。
出来る限りの事をやりましょう。
さて、僕は、これを期に「神奈川の子供達に美術を広める活動の代表」として、活動していく事となりました。
臆病な僕に出来るだろうか。
神様勇気を下さい。