MOA美術館児童作品展

黒猫

こんにちは黒猫の美術教室です。

 

夏休みの作品応募に、小学生を対象とした「MOA美術館児童作品展」があります。

熱海にあるMOA美術館主宰の絵画コンクールで、黒猫の美術教室からも何人かの子供達が出品しています。


さて、ここからは去年のお話になるのですが、

黒猫の美術教室の生徒さんが、去年、第一次審査、第二次審査共に最優秀を取りました。

何故今頃ご紹介するかというと…ブログに書くのをすっかり忘れていたからです。


いやぁ、もう本当に申し訳ないです。

小学生にして偉業を成し遂げたのですから、本当はもっと早くにお伝えする予定でいました。

ブログにあげることをすっかり忘れてしまいました。

ごめんなさい。

遅れましたが、しっかりご紹介していきます。
去年の最優秀の作品がこちらです。

 

絵画作品

小学校6年生(当時)の作品です。
本の中から猫が飛び出しています。

光を描く、非常に古典的な技法で描かれていますね。

 

ジョルジュ・ラトゥール

ろうそくの光を描いたジョルジュ・ラトゥールのようです。

猫の周りにはきらきらと魔法のような演出が。
古典的でありながら、子供の遊び心があります。


一年前なので記憶が曖昧ですが、猫を描くのに相当苦労していたような記憶があります。

 

絵画作品

この時点では、目を描き込み過ぎてとても濃い顔立ちになってしまっています。

 

小島よしお

分かりやすいように極端な表現をしますと、小島よしおさんのようなお顔に一瞬なりました。

 

おっぱっぴーになってしまいましたので、これは大変だと修正してもらうことに。

 

そんなの関係ねぇ、という訳にはいきません。

絵画作品

直すのにとても苦戦していたので、ヒントを与えたところ、無事修正ができたようです。

この可愛い目なら、小島よしおの影も形もありませんね。

何とか壁を乗り越えてくれて良かったです。


技法、技術で手前に飛び出して見えるように描いており、その技術の高さがうかがえます。

この子は小学校3年から黒猫の美術教室に通っている古株です。

現在は中学生になりますが、賞を取った去年よりも画力は向上しています。
これからの活躍が楽しみです。


冒頭で少し書きましたが、MOA美術館児童作品展は、まず横須賀市内で作品展が行われます。

横須賀のノジマモール

入賞、入選された作品はノジマモールに展示されます。

市の入賞作品(6作品)は、今度は神奈川県の審査へと進みます。

 

東神奈川のかなっくホール

昨年は東神奈川のかなっくホールで作品展が行われました。

こちらで入賞した作品と、厳選された作品がいくつか選ばれ、次の最終審査へと向かいます。

MOA美術館

そして、ようやくMOA美術館に辿り着けるのです。

ただし、MOAの最終審査で入賞、入選しなければ飾られません。


まるで甲子園をめざす高校野球のような、とても簡単には辿り着けない道のりです。


昨年、この生徒さんは横須賀の審査で最優秀。
東神奈川の審査でも最優秀を取りました。

本当良く頑張りましたね。
課題を多く出したので、夏休みを全部使ったそうです。



今年もMOA美術館児童作品展に沢山の生徒さんが出品しました。

皆、本当に良く頑張っていました。

賞は後からついてくるものだと話しています。

頑張って描いたからもらえるというものではなく、運もあります。

そして、狙いにいくのではなく、純粋に絵と向き合ってほしいというのが根底にあります。


厳正なる審査の後、どのような結果が待っているのか。


そわそわしてしまう時期ではありますが、皆頑張ったのだから、それぞれに自信をもってください。

1枚の作品を仕上げるのに、この夏はとても成長したと思いますよ。

しっかりと糧になっているはずです。



それでも、皆の頑張りが何か形になると良いなとも思ってしまいます。

皆 頑張った分、良いことがありますように。

 


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2019年09月17日